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【消費者啓発】日頃から怠らないで!窓やベランダの安全確認
更新日:2025年5月14日更新
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【消費者啓発】日頃から怠らないで!窓やベランダの安全確認
子どもが窓やベランダから転落する事故が発生しています。東京消防庁のまとめ(2019~23年、5歳以下)では、月別救急搬送は5月が最も多いようです。窓を開けたり、ベランダに出たりする機会が増える時季は特に注意が必要です。
※愛媛県消費生活センターは、消費生活について様々な相談を受けるとともに、暮らしに役立つ様々な情報を提供しています。
相談事例
- 自宅マンションの1階にあるポストを見に行った間に、3歳の子どもが3階のベランダから転落した。ベランダへ出る窓は閉めていたが鍵はかけておらず、ベランダの柵の下には台や植木鉢を置いていた。救急車を呼び、肝臓損傷の疑いで入院となった。
- 1歳の子どもが2階の部屋のソファによじ登って窓の網戸を突き破り、網戸ごと3m下の芝生に転落した。明らかな外傷は見られなかったが、経過観察のため入院した。
- 子ども部屋の窓を開け、網戸を閉めて別室の掃除をしていた。7歳の子どもが網戸を背にして窓枠に腰掛け寄りかかったところ、網戸が外れて5m下のコンクリートに落ちた。全身打撲と内臓損傷の疑いで入院した。
アドバイス
- 子どもは何でも踏み台にして登れそうな所には登ってしまいます。ベランダや窓の近くには足場になるようなプランター、ソファ、ベッドなどを置かないようにしましょう。特にエアコンの室外機の置き場所には工夫が必要です。
- ベランダや、窓を開けた部屋では小さな子どもだけで遊ばせないようにしましょう。短時間でも小さな子どもを一人きりにしたり、子どもだけで留守番させたりしないようにしましょう。
- ベランダへの出入り口や窓に鍵をかけたり、子どもの手の届かない所に補助錠を付けたりするなど、子どもの発達に応じて転落を防ぐ環境を整えましょう。窓、網戸、ベランダの手すりなどに不具合がないか定期的に確認しましょう。
- 日頃からベランダや窓からの転落の危険性について子どもに教えることも大切です。
消費生活に関する相談窓口
- 大洲市消費生活相談窓口(商工産業課内)
Tel:0893-24-1790
- 愛媛県消費生活センター
Tel:089-925-3700
- 消費者ホットライン
Tel:188 (いやや!)