本文
【消費者啓発】乳幼児の家電製品による高温蒸気のやけどに気を付けて
更新日:2025年2月10日更新
印刷ページ表示
【消費者啓発】乳幼児の家電製品による高温蒸気のやけどに気を付けて
家庭用電化製品の中には、炊飯器、ポット、ケトル、スチーム式加湿器など使っているときに高温の蒸気が出るものがあります。誤って高温の蒸気に触れてしまうと、やけどを負う危険があります。
特に乳幼児は大人より皮膚が薄く、ダメージが皮膚の奥深くまで及び重症になる恐れがあります。
※愛媛県消費生活センターは、消費生活について様々な相談を受けるとともに、暮らしに役立つ様々な情報を提供しています。
相談事例
- 炊飯器をキッチン内の高さ60~70㌢の引き出しの上に置いていた。普段はキッチンに柵をしているが開いていた。泣き声で気づくと1歳2カ月の男児が炊飯器の蒸気口に手を置いており、やけどした。
- 10カ月の男児がキッチンの床に置いて沸かしていた電気ポットの蒸気口に手をあててしまいやけどを負った。
- 寝室にある高温の蒸気が出る加湿器の電源を入れた。ドアを開けていたところ、9カ月の女児が寝室に入り加湿器の蒸気口に手を突っこんでやけどした。
アドバイス
- 家電から出る蒸気は100度近くなっている場合もあり、少し触れただけでやけどする恐れがあります。乳幼児の手が届かない所で使用し、蒸気に触れることがないよう十分注意しましょう。乳幼児がぶつかったり、電源コードを引っ張ったりして家電を転倒、落下させ、やけどを負う事故も起きています。設置場所を決める際は転倒、落下防止への配慮も必要です。
- これらの家電には高温蒸気への対策機能(「蒸気レス」「蒸気カット」「蒸気セーブ」など)を表示したものがあります。
- 国民生活センターの調査では高温蒸気への対策機能を表示したものは、表示していないものに比べ、蒸気口付近の温度に明確な差がありました。
- 乳幼児がいるご家庭では、蒸気によるやけどを防止するため、高温蒸気への対策機能が表示されたものの購入を積極的に検討しましょう。
消費生活に関する相談窓口
- 大洲市消費生活相談窓口(商工産業課内)
Tel:0893-24-1790
- 愛媛県消費生活センター
Tel:089-925-3700
- 消費者ホットライン
Tel:188 (いやや!)