本文
稲田侑治隊員の日常(No.9)
大洲市地域おこし協力隊の稲田です。

大洲市もだんだんと春の陽気になり、畑でつくしをみかけたり、山では筍が出始めたりと外に出かけるのが楽しい季節になってきました。
山菜がたくさんとれるのは嬉しいのですが、この時期、野菜たちは子孫を残すために、花を咲かせようと茎を伸ばす「とう立ち」と言われる状態に入ってきます。
ブロッコリーやキャベツ、小松菜、大根、人参などでとう立ちすると、花や茎に栄養を奪われてしまって、葉が硬くなったり、根が太らなくなったりしてしまいます。
農業では3~4月は端境期と言われ、冬野菜から春・夏野菜へと切り替わる時期でもあり、畑で収穫できる品目が少なくなり、店頭に並ぶ野菜の種類が少なくなってしまう時期でもあります。
大洲市の野菜農家の方たちでも、次の時期に備えて種まきや土づくりなどの準備をされる方や、年中野菜がとれるように工夫して栽培されている農家の方など様々です。
こういった季節の変わり目など、農家の方にとっては当たり前のことも、農業を知らない自分にとっては学びですね。
季節の変わり目となる3月も新鮮な気持ちで活動してきましたので、ご紹介させていただきます。


大洲市の農業研修施設、株式会社Pi-Nokyoにて施肥とトラクターの運転を体験させていただきました。
今回、作業を体験させていただいたハウスでは、お盆前ごろにきゅうり(抑制きゅうり)の苗を植える予定だそうです。
ハウスがあることで大雨や強風、病害虫の被害から作物を守ることができ、温度も上げることで、早めに植えて栽培する「促成栽培」、逆に植える時期を遅らせる「抑制栽培」も行うことができます。
ハウスがあることで、収穫量が増え、出荷時期も調整できるなど、多くのメリットが得られますが、その分、導入や維持には多額のコストがかかったり、ビニールの開け閉めの手間が増えたりします。
ハウス栽培もゆくゆくはやりたいと考えていますが、初めからハウスを導入するかは悩みどころになりますね。

Iターンにて内子町で新規就農されたキウイフルーツ農家さんの園地へ、見学と研修に行かせていただきました。
親元就農でなく、果樹栽培をされている農家さんが大洲市にもあまりおらず、新規就農からこれまでどのように経営されてこられたかの話は大変参考になる内容でした。
ちょうどキウイ棚の設置の日で、運よく手伝わせていただくこともできて、とても貴重な体験をさせていただきました。
キウイフルーツだけでなく、いちじく、びわ、アーモンド、ゆずとほかの作物も育てており、それぞれの作物のいい面、大変なところなど、今後の作物選定の参考にさせていただきたいです。

その他にも、引き続き、人参栽培の農家さんや有機栽培の農家さんの元で研修をさせていただいたり、YAMATO(林業協力隊運営)の活動に参加したり、石畳で栗畑を見学させていただいたりと、今月も幅広く活動させていただきました。
来月も引き続き、大洲市の農業の活性化につながる活動を続けていきます。


