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米井隊員の日常(No.3)初月のリアル活動報告

更新日:2026年6月15日更新 印刷ページ表示

米井寛隊員の日常(No.3)

大洲市地域おこし協力隊として着任し、
早くも1ヶ月が経過しました。

2026年4月。

私、米井にとって、
この1ヶ月間は
人生の大きな転換点となりました。

神奈川県から愛媛県に
移住という大きな決断をし、

未知の土地「大洲」へ
飛び込んだ日から、
まさに怒涛のような毎日でした。

当初は
「とにかく動くしかない」
そんな一心でしたが、

今振り返ってみると、
そこには単なる作業以上の
「地域との結びつき」のプロセスが
隠されていたことに気づかされます。

今回は、
私の着任から最初の1ヶ月間の
記録を紐解きながら、
地域おこし協力隊として、
そしてひとりの人間として、

何を学び、
何を感じたのかを
綴ってみたいと思います。

着任初月リアル活動実績

まず、着任直後の1ヶ月間、
私がどのようなスケジュールで
動いていたのかをまとめました。

  • 4/1 辞令交付式
  • 4/3 藤縄神楽奉納
  • 4/4 矢落川清掃
  • 4/5 カワニナ拾い
  • 4/14 体操サークルにこにこ
  • 4/15 ふれあい会
  • 4/16 もちつき、ほたるまつり実行委員会
  • 4/17 秋葉社春季大祭
  • 4/23 南予サインランチ会
  • 4/24 歓迎会
  • 4/25 県道清掃
  • 4/27 中村隊員インタビュー
  • 4/28 居場地区常会
  • 4/29 敬老会
  • 4/30 濱田隊員インタビュー

ひと月のうち、
半分にあたる15日間は

何らかの地域行事や
イベントに参加していました。

この日程を見て、
自分でも驚いています。

「忙しい」の一言では
片付けられないほど、
毎日が新鮮な驚きと
発見の連続でした。

最初の1ヶ月を終えて:率直な感想

「気づけばあっという間の30日間」

正直なところ、
ここまで密度が濃い毎日を過ごすとは
着任前は想像もしていませんでした。

行事・イベントの参加だけではなく、

個人的には引っ越しによる
生活基盤の整理、新しい住環境への適応、
そして
「地域おこし協力隊」という職務のインプット。

目の前のタスクを
一つずつこなすだけで、
一日が終わってしまう。

そんな日々でした。

しかし、不思議なことに、
疲れよりも
「充実感」が勝っている自分がいます。

当初、
私はこんな目標を立てていました。

「とにかく地域の方々の顔を覚えること」

そのためには、
自分自身が名刺とチラシを持って、
柳沢地区の一軒一軒お宅を訪問し、
自分を売り込みに行く必要があるだろう。

そのように考えていました。

しかし、
現実は良い意味で
私の計画を裏切ってくれました。

自ら売り込みに行くよりも先に、

地域の方々から
「ここにおいで」
「これに参加しないか」と、

次から次へと
声をかけていただけたのです。

誰も知らない土地で仕事を始めるということ

想像してみてください。

誰も知らない土地に移住して、
全く新しい生活を始める難しさを。

本来、
移住者が地域と関係性を作るには、
とてつもないエネルギーが必要です。

信頼を得るまでに数ヶ月、
あるいは数年かかることも珍しくありません。

しかし、
地域おこし協力隊という肩書きを持つことで、

扉は驚くほど自然に開かれました。

しかし、重要なのはその後です。

紹介していただいた縁を、どう育むか。
それはやはり、自分次第です。

私が4月に出会った方々は、
まさにその「縁」の象徴です。

柳沢コミュニティーセンターのセンター長
自治会長には
着任初日から温かく迎え入れていただきました。

また、すでに大洲で活躍されている
先輩協力隊の方々との出会いは、
心強い指針となりました。

隣町である内子町にある
コワーキングハブ「南予サイン」では

ランチ会が開催されており
行政、企業、
そして同じ目標を持つ協力隊の仲間たちと、
広い視点での交流ができました。

地域イベントに参加するたびに、

「柳沢地区に新しく来た米井さんです」と
紹介していただきました。

そのたびに、私は
「ああ、私はこの地域の一部として受け入れてもらえているのだ」と
実感しました。

この積み重ねが、
今の私のモチベーションの源泉です。

心強い味方がいること:孤独ではない協力隊

着任前、
私は正直なこのような不安を抱えていました。

  • 一人で何もかもしないといけないのだろうか?
  • どんな人がまわりにいるのだろうか?
  • 誰もサポートしてくれないのではないか?
    孤独にならないだろうか?
  • 分からないことだらけになって、孤立しないだろうか?

しかし、現実は真逆でした。

孤独を感じる暇がないほど、
多くの方々が私を支えてくれています。

市役所の地域振興課の方々は、大洲市に着いた日から

細やかなサポートで私を導いてくれました。

そして、
日々の拠点である柳沢コミュニティーセンターでは、

職員の方々と肩を並べて
働くことができています。

これまでの会社勤めでは味わえなかった、

「地域全体がチームである」という感覚。

この安心感があるからこそ、

私は思い切って
新しいことに挑戦できるのだと感じています。

目の前のタスクと、計画の種

「まずは参加する」ことを優先しました。

この4月は、
とにかく地域に溶け込むための種まき期間でした。

清掃活動では、
地域の維持管理の現場を肌で感じました。

神楽奉納や秋葉社春季大祭などの伝統行事では、
地域が守り継いできた精神性と、
その厳格さに触れました。

藤縄神楽

参加し終わりではない。

そこが協力隊の仕事です。

私がすべきことは、
参加したことで得た「気づき」を

地域の活性化という
具体的な計画へ変換することだと思っています。

この1ヶ月、
柳沢地区の皆様の活動を間近で見て、

そこには

「まだまだ表現されきれていない、表には出ていない魅力」

とてつもなくたくさんあると確信しました。

ほたるまつりへの期待と、キャラクターの誕生

4月中旬頃のことでした。

柳沢ほたるまつりの準備を進める中で、

センター職員の方からこんな依頼を受けました。

「柳沢ほたるまつりのチラシを作ってみませんか?」

渡されたのは、昨年までの資料と、

一枚のイラストでした。

蛍のキャラクター

「このイラストは?」と尋ねると、

「地域の方が去年に書いてくれたんですが、
 そのままになっているんですよね」

という答え。

そのイラストを見た瞬間、
直感的に思いました。

『これは活かせるのではないか?』

地域の温かみ、

そして柳沢という土地の優しさが伝わる、
素晴らしいイラストでした。

これを眠らせておくのはもったいない。

私は、
このキャラクターを軸にした
PR展開を提案しました。

柳沢のキャラクター

地域が大切にしてきたものと、
私の持つ新しい視点が組み合わさった瞬間です。

ここから、
柳沢ほたるまつりの広報活動は
大きく動き出しました。

私の勝手な提案ではなく、

地域が育んできた資産を、
現代的なツールでブラッシュアップする。

協力隊としての役割を
1つ実現できたように思いました。

ほたるキャラクターの活用については

別のブログ記事で
詳しくご紹介したいと思っています。

まとめ:5月に向け「仕掛ける側」へのステップ

着任からの1ヶ月は、とにかく動き続けました。

動き続けながら、
私は同時に「仕掛ける側」として
どう動くかを問い続けてきました。

私は「地域おこし協力隊」です。

私1人が思いついて、勝手に何かをやる。

それでは目的から大きくズレてしまいます。

「地域」というコミュニティの中で、

いかに調和を取りながら、

かつ新しい風を吹き込むか。

1ヶ月を過ごしてわかったのは、

柳沢地区にはまだ見ぬ可能性が
眠っているということ。

そして、
これまで当たり前のように過ごしてきた

地域の方々とは
ちょっと違った視点を持っているのが、

私の強みだということです。

「地域と一緒に汗をかく」

このスタンスを、
これからも大切にしていきたと思っています。

5月からは、4月の種まきで得た芽を、
どう育てていくかの段階に入ります。

まだまだ未熟な私自身ではありますが、

地域の方々と共に、
この美しい柳沢の地で

新しい物語を紡いでいきたいと思っています。

これからも、
私の活動を見守っていただければ幸いです。

まずは、目の前の
「ほたるまつり」を成功させるために。

地域のみなさんと共に、
初夏を迎える準備を始めます。