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パベル隊員の日常(No.1)
パベル隊員の日常 (No.1)
ランキン パベル隊員の日常(No.1)
初めまして。ランキン・パベルと申します。6月から大洲市地域おこし協力隊に着任しました。よろしくお願いします。
カナダのトロント出身ですが、日本に9年以上滞在していました。東北、関西、九州に住んでいたことがあります。妻と息子の3人家族です。
協力隊に着任したきっかけの1つは、昨年大洲を訪れ、忘れられない経験をしたことです。昨年の5月に偶然隣で食事をしていたのが鵜飼の船頭さんでした。Tシャツが鵜飼のデザインでとてもかっこよく、そのことを伝えると「Tシャツ交換しましょう!」とすぐに言ってくれたんです。彼のようにフレンドリーに話しかけてくれた人は今までいませんでしたし、このTシャツは鵜飼の関係者だけが手に入れられる貴重なものであることも知って、この日は忘れられないものとなり、こんな温かい人のいる場所に住んでみたいと思わされました。
2つ目は、西予で自給自足のライフスタイルを確立している友人を訪ねたことです。彼は私と同じ武道家で、武道と農業を両立させています。刺激的な訪問だったと言っても過言ではありません。このように色んな縁のおかげで大洲に来ることになりました。
そもそもなぜ日本に興味を持ったのか?それは9歳の時に武道を始めたことがきっかけでした。空手、合気道、剣道、居合道など、様々な現代武道をやっていて、そして、17年前から古流を始めました。「古流」を簡単に定義すると、明治時代以前に創始された武道であることです。私のやっている3つの流派は以下の3つです。
・兵法二天一流師範
・宝蔵院流槍術目録
・竹内流捕手腰廻師範代
これら3つの流派はすべて、少なくとも400年以上の歴史があります。将来の目標として、大洲で自分の道場を立ち上げたいと思っています。
農業、空き家のリノベーション、養蜂、鵜飼の船頭など、やりたいことはたくさんありますが、最初の仕事は、大洲について学び人々を理解することです。現在は大洲観光総合サイト「Visit Ozu」の翻訳や、観光案内ガイドの勉強を通して、大洲について学んでいます。
大洲を学ぶ際には、みなさまのところにお話を聞きに行くかもしれません。これから地域おこし協力隊として3年間、どうか宜しくお願いします。