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山本隊員の日常(No.25)

更新日:2024年5月31日更新 印刷ページ表示

山本隊員の日常(No.25)

農林振興課の山本です。

柳沢での大切なイベントの一つである「柳沢ほたるまつり」の開催がいよいよ迫ってきました!
今年は、6月8日(土)一日のみの開催となります。
わたしは、うどん部会でうどんの販売と、住民参加のカラオケ大会に出場することになりました。

ぜひご家族やご友人とご来場ください!

5月ほたるまつりの準備


4月から、えひめ地域移住相談員に就任し、活動が始まっています。
先日は、市内や隣の内子町の移住コーディネーターや移住相談員との勉強会があり、参加してきました。
6月には、松山市で研修があるので、参加してきます。
私にとって、社会に出て約15年、国内外で引っ越しや移住を繰り返してきました。
その回数、なんと12回!
ドイツに引っ越した際や日本に帰国する際の一時滞在ホテルや、コロナ禍での強制隔離をした施設も含めると、更に多くなります。
そして、最後の引っ越しは、柳沢の農家民宿への引っ越し。
これが終われば、山本家は15年ぶりの平穏を迎えることになりそうです。

 

引っ越し回数からもわかる通り、わたしは、移住においてたくさんの失敗を重ねてきました。
応募した農業研修生の募集で、少量多品目の栽培をしたいと伝えていたのに、ミスコミュニケーションによりトマトの専業農家になってほしいと打診され、辞退したり、
地域の元々の居住者と、移住者たちが和気あいあいとした光景を夢見て移住した町では、移住者と地域住民の乖離が起きていて、勝手に絶望したり。
今思えば、あの頃の自分は「移住」というイベントに「依存」していたな、と反省します。
「移住」さえすれば、自分が変わり、周りの人も変わってくれると勝手に思い込んでいたのです。

 

なぜ、大洲では定住の準備がこのように順調に(時には試練もありつつ)いっているのか?
それは、地域の人の助けを素直に受けられる自分に変わったからだと思っています。
そして、今回に限っては、(今までの失敗の反省もあり)「こういう暮らしがしたい」という明確なヴィジョンがあったことが、一助になったのも大きいです。

 

もちろん、私のように失敗を繰り返さずとも定住に成功している先輩方は多く存在していて、移住や定住が成功する理由は、無数にあります。
しかも、それが誰にでも当てはまるものではないところが非常に厄介です。
失敗を重ねてきたわたしだからできる方法で、移住を希望する方々に、地に足つけつつも、新しい生活に希望を持ってほしいという気持ちで接することができたらうれしいです。

5月柳沢の様子