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岡本隊員の日常(No. 32)
岡本隊員の日常(No. 32)
こんにちは。肱川町の地域おこし協力隊の岡本麻里です。
夏の気配を感じる暖かい日が増えてきたというのに、ドラゴンボート大会の日は凍える寒さで震えながらタイム計測をしていました。5月の気温ってこんなに寒暖差激しいものだったでしょうか…
(昨年の様子。焼けるように暑かったのが嘘のようです)
5月は野菜出荷組合の総会で野草提供協力のお願いをしました。
4月に野菜出荷組合役員会でお話させていただいた際に、大体でいいのでいくらで買い取ってくれるのか示してほしいとのことだったため、ネットで取引きされる野草の価格を調べたり、また実際に今まで試作した野草料理を資料にまとめたりしました。
鹿野川荘とも複数回協議を行い、どういった思いで野草料理に取り組むのか、どんな野草が必要かなど詳細に詰めていきました。特になぜ野草料理を扱いたいのかという点については、これまで誰にお願いしたらいいのか、またどの野草をどうやって使おうかという事にとらわれがちだったため、改めてうかがうことができて良かったです。
総会では、鹿野川荘が野草を料理に使うねらい、これまでのお客様の反応、お願いしたいことやご相談の流れなどについてお話させていただきました。野草は欲しいものが採れるとは限りませんし、口に入るものとなると条件も厳しくなりますが、いいお話に繋がってほしいです。
休みの日には、仲間内のイベントで野草茶と野草クッキーを食べる会を開催したり、海外から大洲へインターンに来ている方に野草レクチャーをしました。今までのイベントとは違った形で野草について知っていただく機会になりました。
野草茶の会は主催の方が別にいて、自分が講師としてお話する形でした。全体の進行をおまかせしながら自分の領分に全力を注ぐ(といっても緩い会でしたが)のはいつもと違って力の入れ方にメリハリがあったように思います。進行も講義も全部自分が中心で行うのも、イベントの一部分を担当するのもどちらも違った面白さや難しさがあると感じました。
インターン生の方への野草レクチャーは全編英語で、言葉に詰まることが多かったのですが楽しんでくれたようでした。「お茶にするにはどの野草がいいの?」と聞いてくれて、ヨモギをおすすめしたら「作ってみるね!」とその場で摘んでいました。美味しいヨモギ茶が出来ているといいなと思います。
ヨモギ茶は以下の手順で作れます。ヨモギ餅の香りがするほっこりとしたお茶ができます。
1. ヨモギの芽の柔らかい部分を摘む。早春から初夏にかけてのものがよい。
2. 虫や汚れを落とすためにしっかり水洗いする。
3. カラカラに乾燥するまでザルなどに並べて干す。
4. 大きいものがあれば2~3cmの大きさになるように刻み、弱火で10分ほど乾煎りする。香りが立ってきたら完成。すぐ飲む分は茶筒などに入れ、それ以外の分は紙袋に入れて保存する。
4の乾煎りの工程がなくてもお茶になりますが、火を入れた方が野草茶独特のクセが和らいで飲みやすいと思います。私はいつも乾燥・乾煎りした若芽2、3個をマグカップに入れてお湯を注ぎ、しばらく小皿などで蓋をして蒸らしてから飲んでいます。手軽にヨモギ茶を楽しめるおすすめな飲み方です。皆さんもよかったら試してみてください(※ヨモギの葉だと確実にわかるもの、かつ除草剤などがかかっていないものを使用してください。キク科アレルギーの方は注意が必要です)。
情報提供のお願い
食べられる野草や木の実について詳しい方、レストランで提供する料理の材料として使う野草を提供していただける方を探しています。
また、こんな野草が食べられるよといった情報や子供のころ食べて遊んでいた野草や木の実についても調べています。
情報をご存知の方、岡本までお知らせいただけますと幸いです。