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松井隊員の日常(No.2)

更新日:2024年5月20日更新 印刷ページ表示

松井隊員の日常 (No.2)

みなさまこんにちは。
大洲市地域おこし協力隊の松井です。

気が付けば随分と筆無精をしてしまいました。

申し訳ありません。


とはいえ何もしていなかったわけではありません。着任以来、一年半で色々なことに取り組みました。
ポコペン横丁の事務局として仕事に取り組んだり、ツイードランや浪漫祭、各種マルシェの準備運営に関わったり、それらを通して知り合った事業者の方々とお話をさせて頂いたり。
そうした仕事や学びの機会を通して大洲の今とこれからの観光について考える中で、「大洲産のお土産物を作りたい」「肱南地区に昔あったものづくりの文化が今こそ欲しい」という考えに至り、現在2つの計画を動かしています。
一つはお土産開発。食品を除くと、大洲産のお土産物は非常に少ないのが現状です。大洲に関連するグッズでも産地が県内の別地域、なんてことはザラにあります。それが大洲で作られた物であれば、売上額が同じでも地域に巡るお金は増加します。観光業で注目されている昨今、大洲産の大洲らしいお土産は必ず必要とされています。
その第一歩として、「うかいガチャ」を開発、ポコペン横丁にて販売しています。原型製作から量産まで完全に僕の手作りという、関係者に話すと信じてもらえないような生産体制のせいで大量生産ができないことが欠点ですが、ありがたいことにご購入いただいた方からは好評をいただいております。

完成品      販売風景

もう一つはものづくり。これは昭和初期まで存在していたものづくり文化を、再び肱南地区に作ろうという割と壮大かつ未完成な計画でして。着地点と目的ははっきりしていても、それまでの道筋はあやふやも良い所です。これからの観光業においては、土地ならではの体験や、そこでなくてはならない何かが必要になってきます。僕はそれが100%「物」に由来するものではなく、文化と人という土台を作った上で大洲らしさを「物」と「場所」に集約し、味わってもらうべきと考えています。具体的には、肱南地区の住民全員がそれぞれのペースでものづくりに親しみ、単純な機械や道具であれば自分たちで直したり作ったりできる町になってほしいです。その上で町全体のものづくり拠点となる場所を整備し、そこに住民と観光客が集まってものづくりを通した交流を持てるコンテンツを作りたい。
そのために、色々な人がものづくりに使用できる「工作系コワーキングスペース」といえる拠点を作ろうと目論んでいます。
そんな計画と野望を叶える第一歩として、自分の作業場を準備中です。今は自宅でガチャガチャを作っているのですが、流石に不便でして。自分が使いやすい場所は他の誰かも使いやすい、他の誰かが使いたい道具は僕も使いたい。ということで、まずは自分が使いやすい作業場を作ることで、将来に繋げたいと思っています。
まだまだやることも見えないことも山積みですが、一歩ずつ進んでいきたいと思います。