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岡本隊員の日常(No. 31)

更新日:2024年5月10日更新 印刷ページ表示

岡本隊員の日常(No. 31)

​こんにちは。肱川町の地域おこし協力隊の岡本麻里です。

昨年、一昨年の4月の協力隊ブログ更新時に「新緑の季節になりました」と書いてきましたが、今年もその一文から書き始めたくなる時季になりました。桜が終わっても新緑が待っているのですから、春って素敵な季節ですね。

色味の違う木の葉がモザイク状になっています。


4月は柳沢で野草観察会の開催、鹿野川荘への野草提供関連の訪問、野菜出荷組合の役員会で野草提供協力のお願いをしました。

柳沢の観察会は8名の方がお越しくださいました。歩きながら見つけた野草について解説したり、脱線して虫の話をしたりしながら畑を上り、今回の目玉である山の植物アマドコロとホウチャクソウを観察しました。

アマドコロ。茎の下に花が連なります。 ホウチャクソウ。茎先に花が二つほど付きます。
(左:アマドコロ、右:ホウチャクソウ)

両者は見た目が似ていますが近縁種というわけではなく、アマドコロは美味しい山菜として食べられますがホウチャクソウは食べると有毒な植物です。見た目が似ていても性質が大きく異なる植物があることを知っていただけたと思います。

印象深かったのは、野草の事はあまり詳しくないという参加者さんが「この野草とあの野草はどこが違うんですか?」と聞いてくださったことです。関心を持っていただけたのだなと思い嬉しくなりました。

観察会後は持ち寄りランチ会をしました。皆さんが持参されたおかずがどれも絶品で幸せでした。このランチ会では柳沢の地元の方におにぎりやお吸い物を準備していただいたのですが、そのお吸い物に使ったセリは参加者さんの一部の方と一緒に摘んだものでした。

自生のセリが畑にあるなんて素敵です…!

セリを摘みながら野草を見て遊んでいたときに、母屋の方から
「早く戻っておいで-!」
「ご飯食べるよー!」
と言われたのが、なんだかとても楽しかったです。


野草提供に関する地元の方への訪問では色々な方にお会いしました。その中で、山菜を使った町おこしの経験がある方と繋がることができ、その方の計らいで「道の駅野菜出荷組合」の役員会で野草提供についてご相談させていただけることになりました。

役員会では食べられる野草やレシピの提供依頼、また、課題として野草を識別できる人がいないことや毒草混入のリスクなどについて説明をしたところ、まずは、どのような野草が一度にどの程度必要となるかなど、具体的なところを教えてほしいとのお話をいただきました。鹿野川荘と詳細を詰めて、再度、お話をさせていただきたいと考えています。

まだ見通しがつかないところですが、少しでも前向きに話を進めることができるよう頑張りたいと思います。

 

情報提供のお願い

食べられる野草や木の実について詳しい方、レストランで提供する料理の材料として使う野草を提供していただける方を探しています。
また、こんな野草が食べられるよといった情報や子供のころ食べて遊んでいた野草や木の実についても調べています。
情報をご存知の方、岡本までお知らせいただけますと幸いです。