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岡本隊員の日常(No. 26)
岡本隊員の日常(No. 26)
こんにちは。肱川町の地域おこし協力隊の岡本麻里です。
そろそろ車のフロントガラスが氷でバリバリになる季節だなと戦々恐々としています。タイヤもスタッドレスに変えなくてはいけませんね。
(11月上旬撮影。このころは所々で紅葉が見られましたが、今は葉を落とした木が増えてきました。)
11月は東京から農泊に来た修学旅行生向けの自然観察会と、2月のひじかわ野草企画イベントの案を練っていました。
今まで観察会は大人向けを想定して開催してきましたが、今回は初めて子ども(といっても高校生ですが…)向けに行いました。これまでの観察会とは全く違った反応で、毎回のことながら私にとっても新たな発見がありました。野草や虫などを一つ一つ見せて解説するよりも、山や川の景色を見たり川で水切りをして遊んだりするほうが楽しかったようです。河原へ降りる道に「ジブリの世界だ!」と大喜びな高校生たちを見て、「別に普通だけどな~」と地元の方が言っていたのが印象的でした。
また、観察会後に高校生たちが泊まる家でのんびりしていると、道端で少しお話したおいちゃんが「遠くから来てくれてるから」ということで柿と鮎を届けてくださいました。田舎の人の良さに触れて感動する高校生たちを見て、修学旅行で農泊っていいものだなとほっこりしました。私がやった観察会はいつも以上に手探り状態のものでしたが、修学旅行の思い出として何か一つでも心に残ることができていたらいいなと思います。
今回の観察会が終わってから、もし今後子ども向けの観察会をするなら解説よりもワーク中心にしたり遊びの中で自然の仕組みに触れられるような内容にするとよさそうだとか、都会の人に向けてやるなら景色や自然の中の空気感を感じられる時間を作るといいのかななどいろいろ考えています。来年度の活動がまだあまり決まっていないので、観察会をやるのもありだなと思っています。
2月のイベントは、本やネットで調べながらツバキジャムづくりや自然の香りの香水作りなどいろいろと検討してみて、肱川の植物の蒸留実験をしてみることに決めました。野草を蒸留して得られる蒸留水は、植物にもよりますが化粧水に使ったりハンドクリームの材料に使うことができます。また、精油が多い植物を使えば、精油成分と水分の層が見られるかもしれません。
野草の活用を調べているとたまに蒸留が出てくるので気になっていました。普通の鍋でも工夫すればできるようなので、家にあるものでできる内容でやろうと考えています。一人ではなかなかやろうと思わなかったのですが、イベントということで参加者さんと一緒に実験しようと思います。
(今のところはヒノキを蒸留しようと考えていますが、変更する可能性があります。)
12月はいよいよ『クルミのブールドネージュづくり』のイベント本番です。当日楽しい時間になるようにしっかり準備していきます。
情報提供のお願い
食べられる野草や木の実について詳しい方、レストランで提供する料理の材料として使う野草を提供していただける方を探しています。
また、こんな野草が食べられるよといった情報や子供のころ食べて遊んでいた野草や木の実についても調べています。
情報をご存知の方、岡本までお知らせいただけますと幸いです。