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岡本隊員の日常(No. 9)

更新日:2022年7月5日更新 印刷ページ表示

岡本隊員の日常(No. 9)

こんにちは。肱川町の地域おこし協力隊の岡本麻里です。

6月になり梅雨に入ったと思っていたのに、もう完全に明けてしまったのでしょうか?
晴れの日が続く肱川です。
この頃は山のネムノキの花が咲いています。
ピンク色のふわふわした花もかわいいですし、夜になると葉っぱが眠ったように閉じてしまうところもおもしろく、見かけるたびに嬉しくなる木です。

「ネムノキ」という名前がすでに可愛いです。

さて、春が終わっても食べられる野草探しを継続しています。
野草たちも育ってきて繊維がしっかりしてくる時期ですが、まだまだ食べられるものもあります。

ホタルブクロは爪で花柄を切り離して収穫します。

その中でもホタルブクロの花が面白いんじゃないかと思い、鹿野川荘で酢の物を試作していただきました。

ホタルブクロの酢の物

花びらっぽくない食感でおいしく、色もピンクっぽくてきれいだと思います。
また、肱川では道端によく生えているので、ある程度の数を確保することもできそうです。

とってきた野草について、鹿野川荘の料理人の方に説明している様子です。

自分でも、退勤後にいくつか野草を採集して簡単な野草料理(料理と呼ぶのも恥ずかしいものですが…)を作ってみました。

よもぎ菜飯 コセンダングサと豚肉の炒め物
(左:ヨモギ菜飯、右:コセンダングサと豚肉の炒め物)
スベリヒユのおひたし冷奴 自分で作ったホタルブクロの酢の物
(左:スベリヒユのおひたし冷奴、右:萼付きホタルブクロの酢の物)

どれもクセなくおいしかったのですが、えぐみを恐れてアク抜きをしっかりしすぎたせいで、野草の風味があまり感じられませんでした。
風味がなければ野草を食べる意味が減ってしまうと思うので、アク抜きに関してはいろいろと研究したり、詳しい方に教わる必要がありそうです。
上の写真の中ではヨモギ菜飯がお気に入りです。
玄米と下茹でしたヨモギに塩少々を加えて混ぜただけですが、玄米とヨモギの組み合わせが予想以上においしく、この菜飯にチーズを混ぜても合いそうだと思いました。

また、本に載っていたスベリヒユ丼というものも作ってみました。

夏バテ予防のスベリヒユ丼

見ただけで大体味の予想がつくかと思うのですが、本当においしかったです。
ただ、このときもスベリヒユを下茹でしすぎたために酸味が抜けてしまったので、次回はもっとさっと湯がくようにしたらさらにおいしくできそうだと思いました。

そのほか今気になっている野草は、ツユクサ、カラムシ、ノカンゾウの蕾・花、ヒルガオ、メマツヨイグサなどです。
これらの野草で、本やネットに載っているレシピを参考にして料理だけでなくお菓子や調味料なども作ってみたいと考えています。
野草のいろいろな活用法を知っていくと、道端も空き地も宝の山や天然の薬箱に見えてくるのでとても楽しいです。

野草摘み楽しすぎます!

春はさまざまな山菜が道の駅でも販売されており、鹿野川荘の料理でも提供されています。
しかし、そのほかの季節はきのこ類を除いた山菜・野草を食べ物としてはあまり利用されていないようなので、春以外の食べられる野草を鹿野川荘で提供できたらいいのではと考えています。