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特別展「中江藤樹と川田雄琴 ~藤樹学振興と川田家~」を開催します。

中江藤樹と川田雄琴 ~藤樹学振興と川田家~

特別展「中江藤樹と川田雄琴 ~藤樹学振興と川田家~」チラシ
 江戸時代、各大名家では儒学者を江戸藩邸に招いて講義を受けるほか、家臣として召し抱えて藩の教学推進を図りました。
 大洲藩では、江戸時代前期、陽明学者中江藤樹に学ぶ家臣が多く出ましたが、江戸時代中期になると崎門学派(山崎闇斎が提唱した学問)三宅尚斎の弟子石王塞軒を大洲へ招くなど、藤樹学の流れは衰退していくこととなりました。そうした流れの中、陽明学者三輪執斎に傾倒した5代藩主加藤泰温は、広く家臣に陽明学を学ばせるため、享保17年(1732)執斎の高弟であった川田雄琴 を藩の儒官(公務で儒学を教える人)に迎えました。それ以降、川田家は寛政9年(1797)の役替えになるまでの約65年間、4代にわたり藩校において陽明学を教えました。
 当特別展では、中江藤樹を慕い、藩内において藤樹学の回帰を図ろうとした川田雄琴を中心に、歴代藩の儒官を努めた川田家や大洲藩の教学の変化について紹介します。

会期

令和5年9月16日(土曜日)~令和6年1月14日(日曜日)

開館時間

午前9時~午後5時

場所

大洲市立博物館4階展示室
(大洲市中村618-1)

休館日

毎週月曜日(祝日と重なるの場合は翌平日)

展示内容と主な展示資料

(1)藤樹学の浸透
  谷文晁筆「中江藤樹画像」、黄鳥画賛、翁問答、捷径醫筌、中江藤樹筆「慎独」など
(2)藤樹学の衰退
  先哲叢談、中江常省書状、多田儀八郎書状など
(3)藤樹学への回帰と藩儒川田雄琴
  王陽明画像、三輪執斎書状、川田資哲学書など
(4)寛政異学の禁と川田家
  松岡高堅筆「四字一行書」、若宮養徳筆「中江藤樹画像」、松島北渚筆「継述舎説」など
(5)大洲と中江藤樹顕彰
  中江藤樹銅像絵葉書、中江藤樹先生銅像改鋳趣意書など