「臥龍山荘」3棟が国の重要文化財に指定決定!
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年6月2日更新
平成28年5月20日、「臥龍山荘」の3棟(臥龍院、不老庵、文庫)が、国の文化審議会から、国の重要文化財(国重文)に指定するよう文部科学大臣に答申されました。指定にあたっては、「極めて独創的な数奇屋の意匠」であり、「四国地方における近代の数寄屋建築の優品として高い価値を有している」ことが高く評価されました。
大洲市内の文化財が国重文に指定されるのは、「長浜大橋」以来約2年半ぶりのことです。これで市内の国重文は7件になりました。
臥龍山荘について
臥龍山荘は、肱川を望む景勝地「臥龍」のそばにあります。木蝋などの貿易で財をなした河内寅次郎(1853-1909)が、別荘として構想し、建築には地元大工の中野寅雄(1870-1935)が携わりました。
今回、国重文に決定されたのは、当山荘の主屋として建てられた数寄屋造りの「臥龍院」、懸造りが特徴的な茶室の「不老庵」、臥龍院に付随する「文庫」の3棟です。
臥龍院
不老庵
文庫