(1)　ポンプ場の吐出井内に設置する水位計において測定する水位(以下「吐出井水位」という。)が別表第2に掲げる警戒水位に達し、更に上昇するおそれがあるとき。

(2)　久米川の流域に洪水注意報又は洪水警報が発表されたとき。

(3)　その他久米川の流域において、洪水が発生するおそれがあるとき。

(1)　ポンプ場を操作するために必要な体制を確保すること。

(2)　ポンプ場を操作するために必要な機械、機器等の点検(電源設備等の試運転を含む。)及び整備を行うこと。

(3)　ポンプ場の管理上必要な気象及び水象の観測、別表第6に掲げる関係機関(以下「関係機関」という。)との連絡並びに情報の収集を密にすること。

(4)　第8条の操作を行っている場合において、堤防、背後地の状況、水防活動の状況等(以下「現場状況」という。)を総合的に勘案し、次のいずれかの状況において、操作を安全に行えないと判断される場合には、機側操作を行っている要員(以下「機側操作員」という。)及び遠隔操作を行っている要員(以下「遠隔操作員」という。)に退避を指示すること。

(5)　緊急を要する場合には、機側操作員及び遠隔操作員が管理者の指示がある前に退避できるものとし、退避後速やかに退避場所及び退避時の操作状況の報告をさせること。

(6)　その他ポンプ場の管理上必要な措置

(1)　吐出井水位が別表第3に掲げるバイパスゲート全閉水位に達するまでは、流入ゲートを全閉にし、バイパスゲートを全開にしておくものとする。

(2)　吐出井水位が別表第3に掲げるバイパスゲート全閉水位に達した場合には、流入ゲートを全開にし、バイパスゲートを全閉にする。

(3)　前号の規定により流入ゲートを全開にし、バイパスゲートを全閉にした後、ポンプ場のポンプ井内に設置する水位計において測定する水位(以下「ポンプ井水位」という。)が別表第4に掲げる1台目ポンプ排水開始の水位に達した場合には、1台目のポンプによる排水を開始する。

(4)　ポンプ井水位が上昇し、別表第4に掲げる2台目ポンプ排水開始の水位に達した場合には、2台目のポンプによる排水を開始する。

(5)　ポンプ井水位が低下し、別表第4に掲げる2台目ポンプ排水停止の水位に低下した場合には、2台目のポンプによる排水を停止する。

(6)　ポンプ井水位が別表第4に掲げる1台目ポンプ排水停止の水位に低下した場合には、1台目のポンプによる排水も停止する。この場合において、引き続き吐出井水位が別表第3に掲げるゲート全開水位以上の場合はポンプ井水位の状況を監視しながら、待機するものとする。

(7)　ポンプ井水位が別表第4に掲げる1台目ポンプ排水停止の水位に達しポンプによる排水が停止した後、吐出井水位が別表第3に掲げるゲート全開水位以下に低下し、その後上昇するおそれがない時は、流入ゲートを全閉にし、バイパスゲートを全開にする。

(8)　吐出井水位が別表第3に掲げる操作水位となり、又はポンプ井水位が別表第4に掲げる運転水位となっても自動的に操作されない場合は、手動操作を行うものとする。

(9)　ポンプによる排水中に久米川の阿蔵観測所の水位が別表第5に掲げる愛媛県との協議水位に達した場合には、ポンプによる排水を原則停止させるものとする。

(10)　前号の協議水位に達するおそれがある場合は、事前に関係機関と連絡調整を図り、ポンプの運転又は停止の操作確認を行うものとする。

(11)　第9号の規定によりポンプによる排水を停止している場合において、久米川の阿蔵観測所の水位が別表第5に掲げる愛媛県との協議水位以下になったときはポンプによる排水を開始するものとする。

(1)　操作の開始及び終了の年月日及び時刻

(2)　気象及び水象の状況

(3)　操作したポンプ場の名称

(4)　操作の際に行った通知及び周知の状況

(5)　前条に該当するときは、操作の理由

(6)　その他参考となるべき事項