平成21年大洲市議会第5回定例会会議録 第4号



平成21年8月28日(金曜日)
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出席議員     
    1番  大 野  立 志
    2番  上 田  栄 一
    3番  安 川  哲 生
    4番  福 積  章 男
    5番  山 本  光 明
    6番  西 村    豊
    7番  武 田  雅 司
    8番  中 野  寛 之
    9番  二 宮    淳
   10番  梅 木  良 照
   11番  桝 田  和 美
   12番  村 上  常 雄
   13番  水 本    保
   14番  岩 田  忠 義
   15番  宮 本  増 憲
   16番  叶 岡  廣 志
   17番  後 藤  武 薫
   18番  ( 欠  員 )
   19番  古 野  青 弘
   20番  矢 間  一 義
   21番  向 井  敏 憲
   22番  岡    孝 志
   23番  吉 岡    猛
   24番  清 水  久二博
   25番  田 中  堅太郎
   26番  山 下  勝 利
   27番  中 野  茂 明
   28番  吉 岡  昇 平
   29番  大 野  新 策
   30番  小 泉  紘 文
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欠席議員
   な   し
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出席理事者
              清 水    裕
 総 務 部
  部     長     小 島  健 市
  会計管理者兼会計課長  洲 尾  計 邦
  人事秘書課長      松 田    眞
  総 務 課 長     山 田  隆 司
  総務課長補佐      武 知  省 吾
  総務課行政係長     徃 田  秀 樹
 企画財政部
  部     長     神 元    崇
  財 政 課 長     二 宮  隆 久
  財政課長補佐      松 本  一 繁
 市民福祉部
  部 長 心 得     岡 村  清 利
 建設農林部
  部     長     二 宮    勝
  新産業担当部長     松 岡  良 明
 長浜支所
  支  所  長     西 岡  敏 博
 肱川支所
  支  所  長     今 宮  雅 司
 河辺支所
  支  所  長     高 木    昭
 農業委員会
  事 務 局 長     蔵 田  伸 一
 教育委員会
  委  員  長     兵 頭  史 彦
  教  育  長     叶 本    正
  教 育 部 長     清 水  一 志
 公営企業
  病 院 事 務 長     垣 内    哲
 監   査
  委     員     小 泉  勝 明
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出席事務局職員
  事 務 局 長     城 戸  秀 光
  次     長     池 田  悦 子
  専門員兼調査係長    菊 地  敏 宏
  議 事 係 長     谷 野  秀 明
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議事日程     
  平成21年8月28日 午後2時 開 議
 日程第1
  会議録署名議員の指名
 日程第2
  第 90号議案 平成21年度大洲市一般会計補正予算(第3号)
  第 91号議案 平成21年度大洲市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
  第 92号議案 平成21年度大洲市国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)
  第 93号議案 平成21年度大洲市介護保険特別会計補正予算(第2号)
  第 94号議案 平成21年度大洲市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
  第 95号議案 平成21年度大洲市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)
  第 96号議案 大洲城管理条例の制定について
  第 97号議案 大洲市税条例の一部改正について
  第 98号議案 大洲市立肱川風の博物館・歌麿館条例の一部改正について
  第 99号議案 大洲市総合福祉センター条例の一部改正について
  第100号議案 大洲市国民健康保険条例の一部改正について
  第101号議案 臥龍山荘条例の一部改正について
  第102号議案 一級河川肱川広域基幹河川改修事業及び市道天貢線道路改良事業(平成21年度分)の施行に関する委託契約の締結について
  第103号議案 平成20年度大洲市企業会計決算の認定について
  請願第 35号 労働者派遣法の抜本改正のため意見書を提出することを求める請願書
  (各委員長報告、質疑、討論、表決)
 日程第3
  第104号議案 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
  (提案理由説明、質疑、討論、表決)
 日程第4
  肱川流域治水対策特別委員会の中間報告について
  (委員長報告、質疑)
 日程第5
  委第7号議案 東大洲地区等の治水安全度の早期向上(矢落川左岸暫定堤防の嵩上げ)に関する意見書の提出について
  (提案理由説明、質疑、討論、表決)
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本日の会議に付した事件
 日程第1 会議録署名議員の指名
 日程第2 第90号議案〜第103号議案、請願
      第35号
 日程第3 第104号議案
 日程第4 肱川流域治水対策特別委員会の中
      間報告について
 日程第5 委第7号議案
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午後2時00分 開 議
○岡孝志議長 これより本日の会議を開きます。
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○岡孝志議長 肱川流域治水対策特別委員長から委員会提出第7号議案が、また市長職務代理者より第104号議案の提出がありましたので、報告いたします。
 なお、市長職務代理者より提出がありました報告第11号から報告第14号までの報告4件につきましては本日受理し、お手元に配付してあるとおりですから御了承願います。
 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○岡孝志議長 まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、6番西村豊議員、7番武田雅司議員を指名いたします。
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○岡孝志議長 次に、日程第2、第90号議案から第103号議案までの議案14件並びに請願1件を一括して議題といたします。
 本件につきましては、3月11日及び8月21日の本会議においてそれぞれ所管する委員会に付託された議案等であります。
 委員会における審査の経過及び結果について各委員長の報告を求めます。
 まず、総務文教委員長の報告を求めます。
○10番梅木良照議員 議長
○岡孝志議長 梅木良照議員
〔10番 梅木良照議員 登壇〕
○梅木良照総務文教委員長 それでは、ただいまから総務文教委員会の御報告を申し上げます。
 当委員会は、去る8月24日、関係理事者の出席を得て、付託を受けておりました議案4件について慎重なる審査を行いました。その審査結果につきましては、お手元に配付されております委員会報告書のとおり、いずれの議案も原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 それでは、審査の過程で特に議論され、あるいは委員より指摘、要望いたしました主なものの概要について御報告申し上げます。
 まず初めに、第98号議案の大洲市立肱川風の博物館・歌麿館条例の一部改正についてであります。
 本件は、民俗文化財の保存、伝承と地域文化の発展を目的に設置している肱川風の博物館を平成22年度からは歌麿及び浮世絵を活用した観光施設に位置づけるため、施設の所管を市長部局に移管するとともに、民間のすぐれた経営感覚で今まで以上に地域の活性化につなげていくため、指定管理者制度を導入するものでありますが、移管後も民俗文化財の保存、伝承については、現在設置している河辺歴史民俗資料館とあわせて引き続き教育部局が所管するとのことでありました。
 なお、委員から、風の博物館の入館状況をただしたのでありますが、理事者から、開館した平成6年度については年間2万7,000人ほどであったが、近年は3,000人から3,300人程度になっているとの答弁がありました。
 次に、一般会計補正予算についてであります。
 まず、総務費全般でありますが、今回の補正は国の経済危機対策臨時交付金を財源に、これまで懸案となっていた事業を前倒しするものが多く見受けられました。そこで、委員からは、本来なら一般財源での実施が想定される事業でも、今回の国の対策により交付金の充当が可能となったようであるが、事業の実施に当たっては交付金の趣旨である地域経済の活性化が十分図られるよう配慮していただきたいとの要望が出されました。
 次に、教育費関係でありますが、これらについても国の経済危機対策臨時交付金及び公共投資臨時交付金を財源とした事業が中心となっております。
 その中から、久米小学校及び大洲東中学校への太陽光発電設備事業に関して、委員より、予算に計上されている工事費は高過ぎるのではないかといった意見や、図書館建設の際は、大洲は日照時間が少ないため採算の面から太陽光パネルの設置を断念したとのことであったが、今回はなぜ設置することになったのかと質疑が出されました。
 これに対して理事者から、予算に計上している工事費は太陽光発電装置の設置に係る経費に加え、この際発電モニターの設置や照明器具のエコ化を図るため蛍光灯の取りかえも計画し、これらに係る経費も含んでいることからこのような予算額になった。また、今回太陽光発電設備事業に取り組む理由は、国の臨時交付金を有効に活用し、今後は地球温暖化に対する環境教育にも重点を置く観点から設置するものであるとの答弁がありました。
 最後に、旧末永家住宅に関してであります。
 平成15年1月に国登録有形文化財に登録された旧末永家住宅は、平成16年に所有者である末永氏より建物を修復、保存して活用することを条件に、旧主屋、百帖座敷、庭石等は寄附、採納され、土地については平成26年3月末まで賃貸する契約を締結しており、今後の保存、活用方策が当市の抱える大きな課題の一つであることは御案内のとおりであります。そのような中、先般、地元長浜の歴史遺産保存会が旧主屋及び百帖座敷の保存、活用について鋭意検討された結果を要望書として当市議会に提出されており、地元の方々の旧末永家住宅保存に対する熱い思いと積極的な地域活性化への取り組みに深く敬意を表する次第であります。
 今回の補正予算には、土地の鑑定手数料が計上され、旧末永家住宅問題もいよいよ始動し始めたと安堵するものでありますが、理事者から、今回の予算は土地を取得することを検討する上で、適正な価格を算定するための予算であるとの説明がありました。これに関して委員からは、現在は取得するかどうかの検討段階であるが、取得するとの決定に至った場合は、先方に対してこれまで支払ってきた賃借料も考慮していただくような交渉に努めるよう要望したのであります。
 以上、当委員会に付託されておりました議案の審査経過並びに要望等について申し上げましたが、何とぞ適切なる御審議、御決定を賜りますようお願いを申し上げまして、総務文教委員会の報告を終わります。
○岡孝志議長 次に、企画財政委員長の報告を求めます。
○19番古野青弘議員 議長
○岡孝志議長 古野青弘議員
〔19番 古野青弘議員 登壇〕
○古野青弘企画財政委員長 それでは、ただいまから企画財政委員会の御報告を申し上げます。
 当委員会は、去る8月25日、関係理事者の出席を得て、付託を受けました一般会計補正予算を初め議案3件と継続審査中の請願1件につきまして慎重なる審査を行いました。その審査結果につきましては、お手元に配付されております委員会報告書のとおり、いずれの議案も原案のとおり可決すべきものと、また請願第35号につきましては不採択とすべきものと、それぞれ決したものであります。
 それでは、審査過程で特に議論され、あるいは委員から指摘、要望をいたしました事項について、主なものにつき概要を御報告申し上げます。
 まず、第96号議案大洲城管理条例の制定について並びに第101号議案臥龍山荘条例の一部改正についてであります。
 今回、大洲城並びに臥龍山荘の管理、運営に関し、来年度から指定管理者制度の導入を図るため関係条例の制定及び一部改正が提案されております。
 このことについて、委員から、大洲城と臥龍山荘はどちらも文化的に質の高いものであり、指定管理者の管理のもとで取り返しのつかないような事態が起きないかと懸念されるところである。また、万一大きな災害があった場合、どこまでが大洲市の管理で、指定管理者はどこから責任を持つのかなど、指定管理者制度導入の方針について質疑が出されました。
 このことに対し理事者から、指定管理者制度を導入する利点としては、民間の能力活用、サービスの質の向上、コストの削減や収益向上などがあり、今回その利点を生かすため指定管理者制度を導入することとしたものである。業者の選定に当たっては公募を行う予定であり、提出された書類を参考に金額の面や内容について審査し、最も適切であると認められた応募者と協定を結ぶことになる。特に大洲城については、連結している国指定の重要文化財である台所櫓等の管理に支障が起きないよう十分に配慮することとしている。
 建物の補修等については、大洲城、臥龍山荘ともに貴重な文化財であるため、軽微な補修の場合でも教育委員会と協議し、確認後補修をすることとなる。また、災害が起きた場合、大規模な修復については所有者である大洲市が責任を持ち、電球の取りかえ等の通常の管理については指定管理者の業務の一部とする方向で検討しているとの答弁がありました。
 これを受け、委員から、二つの施設の収入と経費はどのような状況にあり、それに対してどの程度の指定管理料を想定しているのかとただしたのであります。
 これに対し理事者から、大洲城の入場者は、平成19年度が2万6,729人、20年度が2万2,992人となっており、観覧料は、19年度が約877万円、20年度が約754万円となっているが、今年度は市外の高齢者の観覧料の減免をなくしているため、観覧料はふえている状況である。管理経費については約1,120万円を見込んでおり、指定管理者の今後の経営努力により観覧料を約900万円と見込んだ場合、約220万円の指定管理料を想定している。
 また、臥龍山荘の入場者は、平成19年度が2万1,713人、平成20年度が2万1,104人で、観覧料は19年度が約631万円、20年度が約572万円となっている。管理経費については、約750万円を見込んでいるが、観覧料もほぼ同額程度になると想定し、指定管理料としての予算は必要のないものと考えているとの答弁がありました。
 これを受けて委員から、大洲城は一般の市民から多くの寄附を得て復元された経緯があり、公募する場合には民間会社などが営利目的だけで応募する可能性もあるので、指定管理者の指定については慎重に行うよう要望するとともに、大洲城や臥龍山荘を今後も文化財として健全に維持管理していくためには、建築等の専門家を加えて定期的な検査を実施するよう提言したのであります。
 次に、請願について申し上げます。
 継続審査中であります請願第35号労働者派遣法の抜本改正のため意見書を提出することを求める請願書については、第170回臨時国会において労働者派遣法の改正案が提出され審議中でありましたが、衆議院の解散により審議未了のまま廃案となっており、不採択とすべきであるとの意見が出され、採決の結果、全会一致により不採択と決した次第であります。
 以上、当委員会における審査の概要を申し上げましたが、よろしく御審議の上、適切なる御決定を賜りますようお願いをいたしまして、企画財政委員会の御報告を終わります。
○岡孝志議長 次に、市民福祉委員長の報告を求めます。
○11番桝田和美議員 議長
○岡孝志議長 桝田和美議員
〔11番 桝田和美議員 登壇〕
○桝田和美市民福祉委員長 それでは、市民福祉委員会の御報告を申し上げます。
 当委員会は、去る8月24日、関係理事者の出席を得まして、付託を受けました平成21年度大洲市一般会計補正予算案など議案7件について慎重なる審査を行いました。その審査結果につきましては、お手元の委員会報告書のとおり、いずれの議案も原案のとおり可決あるいは認定すべきものと決したところであります。
 それでは、審査の過程におきまして特に議論をされました事項について、その概要を御報告申し上げます。
 まず、第99号議案大洲市総合福祉センター条例の一部改正についてでありますが、その概要と今後の指定管理者導入に向けてのスケジュールについて説明を求めました。
 これに対して理事者から、市の定める公の施設見直し方針により、大洲市総合福祉センターのうち、市の施設である保健センター、愛育ホーム、老人福祉センター並びに既に指定管理者制度を導入しております大洲市地域活動支援センター東大洲及び大洲市老人デイサービスセンター東大洲を除いて指定管理者制度を導入することに伴い、大洲市総合福祉センターの管理及び運営に関し必要な事項を定めるため、この条例の一部を改正しようとするものである。また、今後の指定管理者決定までのスケジュールとしては、現在募集要領等を作成中であり、11月から選定作業を行い、12月議会でその指定の議決をお願いし、来年4月から指定管理者の管理となるよう進めていきたいと考えているとの説明がありました。
 次に、今回提案されております少子化対策及び子育て支援関連について申し上げます。
 まず、出産育児一時金の増額について説明を求めたところ、理事者から、今回の条例改正においては、出産にかかわる被保険者等の経済的負担を軽減し、安心して出産できる緊急の少子化対策措置とする健康保険法施行令の一部改正に伴い、ことしの10月1日から平成23年3月31日までの特例措置として、従来の35万円の支給額を4万円引き上げる規定を附則により追加するものである。その対応予算については、国民健康保険特別会計において10月から平成22年3月までの出産件数を40件と見込み、160万円を計上しているとの説明がありました。なお、大洲市の年間出産件数は約400件とのことであります。
 また、子育て応援特別手当について現在実施されております平成20年度版の子育て応援特別手当と異なる点について説明を求めたところ、理事者から、支給対象の子供については現在実施している平成20年度版では幼児教育期の第2子以降の子供を対象としていることに対して、平成21年度版はその対象を第1子まで拡大しているところであり、今回の対象となる子供を1,200人、対象となる世帯を1,070世帯と想定し追加補正を行うものであるとの説明がありました。
 関連して、産科医等確保支援事業費補助金につきましては、産科医等の不足問題解決策として産科医等の処遇改善のために分娩手当等の支給により財政的支援を行うもので、市内の2医院に対し1件当たり1万円を上限として、対象事業費の3分の1を国庫を財源とする市補助金として交付するものであるとの説明がありました。
 当委員会といたしましては、これら国の施策などを通して当市における少子化対策及び子育て支援を積極的に進めていくよう要望するとともに、今回予算計上されております女性特有のがん検診推進事業など、市民が安心して住んでいただくための必要な事業であることを認識し、国が進める対策事業を有効に活用しながら、その適正な執行を求めたところであります。
 次に、大洲市病院事業会計決算についてでありますが、まず平成20年度の病院事業の報告を求めました。
 これに対して理事者から、現在の医療環境は医療費抑制政策や医師不足により一段と厳しい状況にあるが、特に2年に1度行われる診療報酬の改定では平成18年4月に3.16%の引き下げ、続いて平成20年4月に0.82%の引き下げがあり、経営的には非常に厳しい状況が続いている。また、医師不足についても、平成19年9月以降、医師の退職に伴い産婦人科及び小児科を休止、さらに平成20年6月には内科医が退職し、その補充もなく、眼科についても育児休暇のため非常勤体制となり、常勤医師13名体制で診療を行ってきた。
 その結果、外来患者数は対前年度比9.1%の減、入院患者数は対前年度比6.1%の減となり、外来、入院患者ともに大幅な減少となったが、入院基本料の7対1の施設基準を取得するなど経費の圧縮と経営努力を行った結果、原油の高騰等の影響もある中、辛うじて10万9,000円ほどの黒字経営を維持することができたとの報告がありました。
 そこで、委員より、今後とも健全経営を目指してほしいが、その見通しと改善策についてただしたのであります。
 これに対して理事者から、医師不足という問題が多大に影響しているところであるが、平成16年から医師の臨床研修制度が始まり、初期研修と後期研修を合わせて5年間の研修がことしの3月末で終わったのにもかかわらず、大学の医局に入局する医師が少なく、医師不足はしばらく続くものであると考えている。全国的には、愛媛県の医師数はおおむね平均的なところであるようであるが、地方の病院を取り巻く環境は非常に厳しい状況であり、今の勤務医師に引き続き勤務していただくよう努めるとともに、研修医を受け入れるための臨床研修病院の指定を受けており、その受け皿体制を整えながら県のドクターバンクやドクタープール制度に登録を行うなどが、引き続き医師確保に向け努力していきたい。今後も病院経営はますます厳しくなると予測しているが、関係機関との連携を図りながら、地域医療の充実確保に努めていきたいとの答弁がありました。
 当委員会といたしましては、このような厳しい状況の中においても、経営健全化が図られており、大洲病院院長を初め病院スタッフの努力に対し敬意を表するところでありますが、患者様やその家族の心を理解し温かみのある医療を実践しますと、大洲病院の基本方針にも掲げられておりますように、よりサービス業に徹し一層の経営合理化に努められ、引き続き安全かつ信頼される医療の提供並びに自治体病院としての使命を果たしていくよう強く要望したところであります。
 以上、委員会審査の概要について申し上げましたが、皆様の適切なる御審議、御決定をいただきますようお願い申し上げまして、市民福祉委員会の報告を終わらせていただきます。
○岡孝志議長 次に、建設農林委員長の報告を求めます。
○14番岩田忠義議員 議長
○岡孝志議長 岩田忠義議員
〔14番 岩田忠義議員 登壇〕
○岩田忠義建設農林委員長 それでは、ただいまから建設農林委員会の御報告を申し上げます。
 当委員会は、去る8月25日、関係理事者の出席を得て、付託を受けました平成21年度一般会計補正予算案を初めとする議案4件について慎重なる審査を行いました。その審査結果につきましては、お手元に配付されております委員会報告書のとおり、いずれの議案も原案のとおり可決または認定すべきものと決した次第であります。
 それでは、審査の過程で特に議論され、あるいは委員より指摘、要望いたしました主な事項につきまして、その概要を御報告申し上げます。
 まず、地震防災マップ策定業務について申し上げます。
 今世紀前半に発生する可能性が高いと言われている東南海・南海地震については、その強い揺れや津波の被害が懸念をされており、自治体では地震対策の充実強化が課題となっております。
 そこで、委員から、今回計画しているマップの詳細な内容についてただしたところ、理事者から、大洲市の地域防災計画によると、大洲市の建物戸数は4万2,670棟あり、その約4割に当たる1万6,313棟が全・半壊するという想定となっていることから、大洲市ではこれまで安全・安心なまちづくりを目指し、木造住宅の耐震診断に補助する制度を設けてきたが、平成17年度から20年度にかけて住宅の耐震診断をされた建物はわずか12棟であり、そのうち耐震改修まで行った建物は1棟しかなく、今後の防災対策が憂慮される状況である。
 今回計画している地震防災マップは、近い将来大きな地震が発生した場合に、それぞれの地域でどのような大きな揺れが想定されるかをあらわす揺れやすさマップと、その地震により地域にどの程度被害を受けるかをあらわす地域の危険度マップを色分けして示したもので、市民の皆さんに危機意識を高めていただき、耐震改修を進めていただくのが目的である。このマップは、全世帯配布の予定であり、市民の皆さんに注意していただく事項や大きな災害が起きた場合の避難施設などについても掲載し、日ごろから地震が起きた場合の備えについて家族で話し合っていただけるようなマップにしたいと考えているとの答弁がありました。
 続きまして、国の臨時交付金関連事業について申し上げます。
 前年度より、国の補正予算による生活対策臨時交付金及び経済危機対策臨時交付金の制度が創設され、大洲市におきましても、この交付金を活用した事業を予算計上してきましたが、今議会でさらに公共投資臨時交付金による事業を追加した予算案が上程をされております。
 市内の経済情勢は依然厳しく、これらの事業により少しでも早い回復を望んでいるところでありますが、今後の発注計画に関連し、委員から、これまでに計上した事業の進捗状況についてただしました。
 これに対し理事者から、平成20年度の2月補正分の事業について、道路改良舗装事業関係では未発注の路線が4路線あり、現在執行率が約60%、道路橋梁維持修繕事業では約47%、下排水路改修事業では約75%となっている。また、6月補正の建設課所管分については、全体で約8%にとどまっている。これらの未執行については、実施に当たり関係機関との協議が終わっていない事業や測量設計から実施設計の移行段階で未発注の事業が多くなっていることが主な要因であり、準備が整い次第順次発注していきたいと考えているとの答弁がありました。
 そこで、委員より、昨今の経済危機に対し政府は貴重な財源をできるだけ多く配分し、対策を講じていることから、大洲市内においても一日でも早くその効果が目に見えるように、発注に向け特段の配慮をお願いしたいとの要望がありました。
 続きまして、平成20年度企業会計決算のうち水道事業会計について申し上げます。
 水道事業の経営分析をする上で、その効率性の指標となる有収率について、委員から、低下の原因と今後の事業計画についてただしたところ、理事者から、平成20年度の有収率は昨年度に比べ2.3ポイントを下回る73%であった。これは、耐用年数を超えた老朽管が多く、水道管の埋設位置が深いので漏水箇所の特定が困難であること、また引き込み管の施工不良箇所や減圧弁の未設置箇所があることなどが主な原因である。
 今後の計画として、水道事業基本計画に基づき、まず漏水調査を行った上で、順次老朽管、石綿管の布設がえを行い、有収率の向上を図っていきたいとの答弁がありました。
 以上、委員会審査の概要について申し上げましたが、皆様の適切なる御審議、御決定を賜りますようお願いを申し上げまして、建設農林委員会の報告を終わります。
○岡孝志議長 以上で委員長の報告は終わりました。
 委員長報告に対する質疑は発言通告がありません。したがって質疑を終結いたします。
 これより討論を行います。
 発言の通告がありますので、大野新策議員の発言を許します。
○29番大野新策議員 議長
○岡孝志議長 大野新策議員
〔29番 大野新策議員 登壇〕
○29番大野新策議員 日本共産党の大野新策であります。私は、第90号議案の一般会計補正予算、第91号議案の国民健康保険特別会計補正予算、第93号議案の介護保険特別会計補正予算及び第96号議案、第98号議案、第99号議案、第100号議案、第101号議案の条例改正案、合わせて8つの議案に対しまして、反対を表明するものであります。
 反対の第1の理由は、行政の基本姿勢が反映されるのは一般会計予算であります。
 本議会冒頭で提案をされた給食センターの用地選定問題というのは、これまで議論されてきた阿蔵・高山用地を外して3カ所の用地を示し、その中から選べということそのものが問題だと指摘をしたところであります。これまでの経過を含めて諮問会議で提供する、そして市民の合意が広く得られるように、用地選定というのは改めて行うべきであると考えます。
 また、阿蔵・高山用地を外した理由として、いまだこの用地の利活用について、具体的な全体計画はできていないということでありますけれども、これまで市が開発計画を積極的に取り組んでこなかったということを証明するだけのことで、理由にはならないと思うわけであります。
 重要施策推進諮問会議は、幅広い市民等の視点から調査及び審議をして提言をしてもらう。市が独断専行的なことにならないようにチェックをしてもらう機関だとも答弁をされたところでありますけれども、疑問を持つ市民の納得をさせるだけのものにはなってないと思うわけであります。
 また、反対の第2の理由は、給食センターの運営と地産地消についてであります。
 私は、建設農林委員会でこの問題を取り上げていろいろと意見を申しましたけれども、委員長報告には取り上げられておりませんので、改めて指摘をし、反対の討論にかえるものであります。
 給食センター、長浜中は自校方式で、河辺は比較的施設が新しいので当面存続させると答弁がありましたが、現在のままで長浜中の施設を充実させて整備をするならば、長浜の小学生は学校給食を受けることができる。そう思うわけであります。旧市町村に給食センターを存続させることで地産地消を進め、農業振興にも寄与すると確信をいたします。
 また、市内産の野菜や果物の比重を高めるためにも、給食センターが月々の食材を示し、農業担当課と協業しながらJA生産組織に資料を提供する話し合いの場を持たなければ、前には進まないということも改めて指摘をしておきたいと思います。市民を納得させる答弁ではなかったというのが率直な感想であります。
 反対の第3の理由は、長年の課題であります肱川の清流を取り戻す施策をどう進めるのか、政治姿勢として問われていると思うわけであります。
 昭和30年代の清流の復活は、肱川流域の住民の願いであります。鹿野川ダムの発電用取水口の改良が下流域の濁り対策の最大の課題であります。取水口が固定され、濁りのひどい水位のところから発電用の取水が行われていると、私は何度も選択取水の施設をつくれと要求をしてまいりました。選択取水はよいけれども、エアが入ると発電用のタービンが壊れるから安易には改良ができないという答弁については何度も伺ったわけであります。濁り対策は発電用取水口の改良だという私の質問に対しましても、洪水吐きトンネルの完成後に取水口の改良を行うと国土交通省が言っているという答弁には納得できないのであります。
 市民はもとより、流域の自治体では30年代の清流を取り戻すために公共下水の整備、合併浄化槽の普及などに努力をしています。本流の水質を悪化させているのはダム以外にはありません。ダム下流の濁り対策に一番効果があるのは、発電用取水口に選択取水のできる装置を設置させることです。発電用に建設されたダムの取水口は一定の高さに固定されており、濁りの一番多い所から取水をしております。ダムの欠陥箇所であります。この取水口に選択取水の装置をつけることは可能だと県も国交省も言っているわけでありますから、市として確固とした指針を国、県に申し入れるべきです。答弁を聞く限りでは市の努力は見えてまいりません。一層の努力を改めて要望をしておきたいと思います。
 第91号議案国保特別会計補正予算の今回補正は183万円余で、出産育児一時金40件の予算化がされております。ことしの10月から23年3月までに生まれた新生児が対象で、3年間の限定政策であります。23年以降がどうなるのかも見えてまいりません。まさに、期限を切ったばらまき制度だというふうにしか理解できないわけであります。
 また、第100号議案の条例改正案に基づきまして予算措置がされているものでありまして、第100号議案についても反対を表明するものであります。
 第93号議案介護保険特別会計補正予算は、前年度の繰越金の3,044万円を基金に積み立てるという予算案であります。介護保険の剰余金が出たからと言って積み立てるのではなく、私は剰余金が出るならば加入者に還付すべきだと思います。これも賛成はできないわけであります。
 また、第96号議案大洲城の管理運営、第98号議案肱川風の博物館・歌麿館、第99号議案総合福祉センター、第101号議案臥龍山荘条例の改正など4議案は、指定管理者を導入するために条例改正をして、施設の管理運営を民間に委託する条例の改正案であります。運営を民間に任せて合理化を図るというのがねらいだと思うわけであります。民間の能力活用、サービスの向上ができると理事者は委員会で答弁された、説明されたようでありますけれども、私は自治体が責任を持って、公共施設でありますから、運営をすべきだと考えるものであります。
 以上、通告いたしました8議案に対する反対の討論を終わります。御清聴ありがとうございました。
○岡孝志議長 以上で討論を終結いたします。
 これより採決を行います。
 まず、第90号議案平成21年度大洲市一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 この議案を委員長報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立多数であります。したがってただいまの議案は原案のとおり可決されました。
 次に、第91号議案、第93号議案、第96号議案及び第98号議案から第101号議案までの議案7件を一括して採決いたします。
 これらの議案を委員長報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立多数であります。したがってただいまの議案7件は原案のとおり可決されました。
 次に、第92号議案、第94号議案、第95号議案、第97号議案及び第102号議案の議案5件を一括して採決いたします。
 これらの議案を委員長報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立多数であります。したがってただいまの議案5件は原案のとおり可決されました。
 次に、第103号議案平成20年度大洲市企業会計決算の認定についてを採決いたします。
 この議案を委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立全員であります。したがってただいまの議案は認定されました。
 次に、請願について採決いたします。
 請願第35号労働者派遣法の抜本改正のため意見書を提出することを求める請願書を採決いたします。
 本件に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。
 この請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立少数であります。したがってただいまの請願は不採択と決しました。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 次に、日程第3、第104号議案人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
○清水裕市長職務代理者 議長
○岡孝志議長 清水市長職務代理者
〔清水裕市長職務代理者 登壇〕
○清水裕市長職務代理者 それでは、第104号議案人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明申し上げます。
 本案は、法務大臣から委嘱されておりました上野マリヱ委員の任期が平成21年12月31日をもって満了となりますので、後任の委員を推薦するに当たり、議会の意見をお願いするものであります。
 後任の委員として、お手元の議案書に記載のとおり、上野委員に引き続いてお願いをいたしたいと存じます。
 上野委員は市内比地町にお住まいでございまして、昭和42年3月、京都女子大学短期大学部家政科を御卒業になり、同年8月から約2年間、栄養士として帝京女子短期大学女子寮に勤務されております。また、平成4年から平成10年までの6年間は愛媛県委嘱の病態栄養コンサルタントとして在宅療養者の栄養指導に御尽力されました。平成10年4月には大洲市肱南公民館運営審議会委員に御就任いただくとともに、同時期に大洲婦道会会長に選出され、平成15年4月からは大洲市連合婦人会副会長として当市における女性グループ発展の一翼を担われ、御活躍いただいている方でございます。
 さらに、平成16年1月から人権擁護委員として人権の擁護と人権思想の普及、高揚に御尽力をいただいているところでございます。
 以上のように、人格は申し上げるまでもなく、既に委員として2期6年の経験を積まれる中、特に女性の人権にかかわる高い識見を有され、広く社会の実情にも通じておられますので、本市における人権擁護委員として適任であると確信し、ここに御提案申し上げたものであります。
 何とぞ満場一致をもって御同意を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○岡孝志議長 以上で説明は終わりました。
 本件に対する質疑は発言通告がありません。したがって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。
 本件に対する討論は発言通告がありません。したがって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。
 第104号議案人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
 この議案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立全員であります。したがってただいまの議案は同意することに決しました。
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○岡孝志議長 次に、日程第4、肱川流域治水対策特別委員会の中間報告についてを議題といたします。
 本件につきましては、会議規則第45条第2項の規定により、同委員会より中間報告を行いたいとの申し出がありますので、これを許可します。
 肱川流域治水対策特別委員長の報告を求めます。
○16番叶岡廣志議員 議長
○岡孝志議長 叶岡廣志議員
〔16番 叶岡廣志議員 登壇〕
○叶岡廣志肱川流域治水対策特別委員長 それでは、肱川流域治水対策特別委員会中間報告をいたします。
 当委員会は、平成17年10月7日の臨時会において設置されて以来、今日まで当市の安全・安心の確保と清流肱川の復活に資するため、肱川流域の治水、利水、環境の総合的な河川整備等について調査・研究活動を行ってまいりました。また、市民等から提出のありました請願、陳情などの審査も行い、その都度報告等もさせていただいたところでありますが、今回その中間報告としてこれまでの当委員会の活動並びに経過の概要等について報告を申し上げます。
 まず、平成18年2月18日に肱川水系河川整備計画における市内各所の状況を把握するために、肱川河口の長浜大橋や大和地区並びに久米地区、菅田地区の無堤防地区、そして上流の山鳥坂ダム建設予定地などを視察し、国、県及び市の各担当の職員から計画の概要並びに事業の進捗状況等の説明を受け、河川整備計画並びに肱川の特性の理解と治水事業への知識を深めたところであります。
 また、平成19年11月5日、6日の両日には、広島県と島根県へ行政視察を行ったわけですが、同年12月定例会の本会議において当委員会の桝田副委員長より概要報告があったとおり、平成18年に完成した広島県三次市の灰塚ダム並びに建設中の島根県飯南町の志津見ダムとも予備調査並びに計画発表から長い年月を要し、特に水没された地域の方々に対する生活再建を優先され、地域とのコミュニケーションを大切にしながら整備が進められているとともに、地形の特性を最大限に活用するなど自然環境にも配慮されたダムでありました。
 山鳥坂ダムの建設においても、つけかえ道や生活再建の問題はもちろん、自然との共生や地域振興のことについても流域としての位置づけが重要であり、市民の安全・安心の早期実現を再確認したところであります。
 平成19年5月16日には、山鳥坂ダム建設及び鹿野川ダム改造事業の進捗状況並びに山鳥坂ダム建設事業環境影響評価準備書に対する意見、住民意見の概要並びに事業者の見解について国土交通省より説明を受けました。
 また、山鳥坂ダム建設事業環境影響評価準備書に対する大洲市長の意見については、環境への影響を極力回避することや住民との意見にも十分配慮することを当委員会として確認するとともに、計画の着実な推進を要望をしたところであります。
 そして、去る17日の当委員会におきましては、国土交通省から鹿野川ダム改造並びに東大洲地区の治水安全度の向上について説明を受けたところであります。
 鹿野川ダムの改造につきましては、ダム容量配分変更の計画において底水容量や発電容量をなくし、洪水時の洪水調節容量を740万立方メートルふやすとともに、河川環境容量を新たに確保するとされております。
 まず、クレストゲートの改良事業については、現在ゲートが工場で作製されており、今年11月から4門のうち2門を、また来年の11月から残りの2門をそれぞれ撤去並びに据えつけをされる予定であり、その工事期間中のダム天端道路は通行どめになるとのことであります。
 また、トンネル洪水吐き新設事業については、最新の技術を取り込んだ最適な設計が現在行われております。今年度に工事用道路の工事契約を行い、22年度より工事に着手し、トンネル工事については平成23年ごろから26年ごろまでを予定しているとのことでありますが、当委員会としてダムの底泥を下流に流すことのないように要望したところであります。
 これに対し、トンネル洪水吐きののみ口はダムの河床より10メートル程度高い位置に設置するとともに、のみ口部に導水壁を設置することにより、その防止を図り最善の方法により施工していくとの説明がありました。加えて、今年の渇水時期にはダム湖の上流の坂石地区において、4トントラック1,500台分の約3,000立方メートルの底泥を除去したとの報告がありました。
 また、アオコ対策についても、今年度中に貯水池内に曝気装置を5基設置する予定でありますが、水質調査等を実施しながら、その状況次第によってはさらなる曝気装置の設置を要望する意見も出されたところであります。
 選択取水設備については、その設置により水温や水質等における下流への河川環境に配慮した放流が可能となるものであり、その設置についてはトンネル洪水吐きの工事完了後に予定しているとのことであります。
 一方、河川の整備については、下流域の長浜、沖浦、小浦地区並びに大和地区、そして中流地域の多田地区、如法寺地区並びに菅田地区において堤防整備や区画整理事業が計画どおり施工されているところであります。また、河道内の樹木伐採や河道の整正、さらには川とより親しむための「かわまちづくりの事業」等が実施されるなど、直轄区間における平成21年度の予算規模は約36億円となっており、当委員会といたしましてもさらなる事業の推進を要望したところであります。
 次に、東大洲地区の治水安全度の向上についてでありますが、当地区に立地する南予最大級の事業所として長年地域経済を支えてきたパナソニック四国エレクトロニクス大洲工場の撤退は、今後の市財政や経済活動に甚大な影響を及ぼすことが憂慮されるところであります。また、景気後退の波も当市に押し寄せてきている中、これ以上の企業撤退を防止し、さらなる企業誘致を図るためにも、当地区の治水安全度の早期向上は喫緊の課題であります。
 現在、矢落川左岸の暫定堤防は計画堤防高より3.6メートルも低く抑えられていますが、河道整備並びに鹿野川ダムの改造事業等が計画どおり順調に進捗している状況をかんがみ、下流の堤防整備等とのバランスを保ちながら、できるだけ早く暫定堤防のかさ上げに着手され、東大洲地区の治水安全度を向上させるよう各関係機関へ意見書を提出すべきものと結論に達し、採決の結果、多数をもって委員会提出議案として決定し、議長に提出したところであります。
 これまでの間、随時関係資料等の提供を受け、各委員が見識を高めながら活動してきたわけですが、平成18年4月からは鹿野川ダムが直轄管理となり、野村ダムとの一元管理が実現される一方、昨年は、現在の肱川の直轄区間が地方分権改革に基づき愛媛県に移管される懸念もありましたが、大森市長を初め関係者各位の御尽力によりまして、引き続き現行の管理において各種事業が継続されることとなりましたことには、その適正な管理に安堵するとともに、今後における河川整備計画の強力な推進を期待しているところであります。
 言うまでもなく、肱川水系河川整備計画は肱川流域の治水安全度の早期向上並びに正常流量の確保、自然な流れの回復という課題を解消するために山鳥坂ダム建設、鹿野川ダム改造並びに河道整備の3点セットを流域市町村で議論の末、各市町村議会においても議決を得て、流域全体の合意により選択し、位置づけられたものであります。
 山鳥坂ダム関係者にとっては、予備調査以来26年が経過し、生活基幹道路である主要地方道小田河辺大洲線はいまだに未改良であり、生活再建もままならず、経済的かつ精神的な負担については、はかり知れないものがあると推察しております。また、事業の実施においては、住みなれた場所を離れ、水没等により永代の財産を提供されることとなり、中下流域の治水安全度の早期向上と河川環境の改善を図る事業ではありますが、関係者の生活再建については必須条件でありまして、関係者の御協力なくしてはその実現には至りません。
 当委員会といたしましては、肱川水系河川整備計画における各事業の推進、そして一日も早く市民の安全・安心の確保を目指すことを再確認するとともに、今後とも引き続き調査研究を行い、その実現に向けて対策を講じていくことを申し添えまして、肱川流域治水対策特別委員会の中間報告といたします。
○岡孝志議長 以上で報告は終わりました。
 本件に対する質疑は発言通告がありません。したがって以上で中間報告を終わります。
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○岡孝志議長 次に、日程第5、委員会提出第7号議案東大洲地区等の治水安全度の早期向上(矢落川左岸暫定堤防の嵩上げ)に関する意見書の提出についてを議題といたします。
 この際、事務局長より議案を朗読させます。
○城戸秀光事務局長〔委第7号議案朗読〕
○岡孝志議長 お諮りいたします。
 本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、提案理由の説明を省略することに決定いたしました。
 本件に対する質疑は発言通告がありません。したがって質疑を終結いたします。
 本件につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会への付託を省略いたします。
 本件に対する討論は発言通告がありません。したがって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。
 委員会提出第7号議案東大洲地区等の治水安全度の早期向上(矢落川左岸暫定堤防の嵩上げ)に関する意見書の提出についてを採決いたします。
 この議案を原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立多数であります。したがってただいまの議案は原案のとおり可決されました。
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○岡孝志議長 以上で本日の日程を終了いたしましたので、会議を閉じます。
 市長職務代理者より閉会のあいさつがあります。
○清水裕市長職務代理者 議長
○岡孝志議長 清水市長職務代理者
〔清水裕市長職務代理者 登壇〕
○清水裕市長職務代理者 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 今定例会は、市長不在という緊急事態の中、去る17日の招集以来12日間にわたり、慎重かつ精力的に御審議を賜りまして、御提案申し上げました案件につきましては原案のとおりいずれも適切な御議決を賜りました。心より厚くお礼申し上げます。
 さて、議員各位におかれましては、10月1日の任期満了日も間近に迫り、来る9月13日には市議会議員選挙が執行されることとなっております。承っているところによりますと、引き続き立候補される方もいる中で、この際、後進に道を譲られる方もあると伺っております。選挙に臨まれる皆様方におかれましては、残暑厳しい時期ですので、健康に十分御留意の上御健闘されますことを衷心より御祈念申し上げます。
 また、今回御勇退される皆様におかれましては、新大洲市誕生直後の激動の4年間の任期を最後に身を引かれるわけであります。合併後の先が見えにくい混沌とした4年間の中で、新たな大洲市づくりに絶大な御貢献をいただきました。改めて皆様の御協力、御功績に心から感謝申し上げますとともに、敬意を表する次第であります。議席を離れられましても、在任中と変わることなく、市政に対して何かと御指導、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 また、市議会議員選挙とあわせて市長選挙も予定されております。ことし2月、故大森市長から大洲市副市長への要請をいただきました。副市長をお引き受けすることは、私自身大洲の地で一生を過ごすこととなり、家族とともに大洲市へ移住することへの決断でもあり、生半可な決断ではなかったわけであります。それから6カ月、そのときには想像すらできませんでしたが、今回市長選への立候補という重大な岐路に立つこととなりました。いろいろ悩みましたが、市内の各会、各層の皆様から御推薦をいただき、元気で活力ある大洲市を次の世代の子供たちに渡すため頑張りたいとの思いから、変化の時代を乗り切る活力ある大洲市づくりを目指し、立候補を決意したところであります。
 今、行き過ぎた市場主義や競争社会の弊害が指摘され、その反省から格差是正という言葉が頻繁に言われております。私といたしましても、他人への思いやりを欠いた、ただひたすら人より先んじるとげとげしい社会から、時代の変化に的確に対応しながらも、さまざまな資源や資産を平等に分かち合い、市民の皆様が豊かな気持ちでともに助け合いながら暮らせる社会づくり、大洲市づくりを目指してまいりたいと考えております。
 これまでの流れを尊重しつつも、3つのC、新しい可能性を追い求めるチャレンジ、市民が力を合わせて頑張るコラボレーション、これからの新しい時代に合った変革のチェンジを基本姿勢として、市内の各会、各層の皆様の御意見を十分に拝聴し、取り入れながら、それぞれの地域の特性を生かした活力ある大洲市づくりに一生懸命誠実に取り組んでまいる所存でございます。議員各位、市民の皆様の御理解を心からお願い申し上げます。
 これから約2週間、晩夏の日差しとともに大洲市は選挙一色に染まり、熱い選挙戦が続くこととなります。皆様方には、今後とも御自愛の上、ますます御活躍されますことを心から御祈念申し上げ、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 これをもちまして平成21年大洲市議会第5回定例会を閉会いたします。
午後3時24分 閉 会
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