平成21年大洲市議会第1回臨時会会議録 第1号



平成21年2月17日(火曜日)
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
出席議員     
    1番  大 野  立 志
    2番  上 田  栄 一
    3番  安 川  哲 生
    4番  福 積  章 男
    5番  山 本  光 明
    6番  西 村    豊
    7番  武 田  雅 司
    8番  中 野  寛 之
    9番  二 宮    淳
   10番  梅 木  良 照
   11番  桝 田  和 美
   12番  村 上  常 雄
   13番  水 本    保
   14番  岩 田  忠 義
   15番  宮 本  増 憲
   16番  叶 岡  廣 志
   17番  後 藤  武 薫
   18番  ( 欠  員 )
   19番  古 野  青 弘
   20番  矢 間  一 義
   21番  向 井  敏 憲
   22番  岡    孝 志
   23番  吉 岡    猛
   24番  清 水  久二博
   25番  田 中  堅太郎
   27番  中 野  茂 明
   28番  吉 岡  昇 平
   29番  大 野  新 策
   30番  小 泉  紘 文
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
欠席議員
   26番  山 下  勝 利
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
出席理事者
  市     長     大 森  隆 雄
 総 務 部
  部     長     小 島  健 市
  会計管理者兼会計課長  洲 尾  計 邦
  人事秘書課長      松 田    眞
  総 務 課 長     神 元    崇
  総務課長補佐      武 知  省 吾
  総務課行政係長     徃 田  秀 樹
 企画財政部
  部     長     上 村  孝 廣
  財 政 課 長     二 宮  隆 久
  企画調整課長      西 山  茂 寿
  商工観光課長      水 井  政 信
  財政課長補佐      松 本  一 繁
 市民福祉部
  部     長     佐 伯  幸 一
  副部長兼高齢福祉課長  河 本    治
 建設農林部
  部     長     城 戸  良 一
              松 岡  良 明
  治水担当副部長     二 宮    勝
 長浜支所
  支  所  長     西 岡  敏 博
 肱川支所
  支  所  長     櫻 田  和 明
 河辺支所
  支  所  長     清 水  一 志
 農業委員会
  事 務 局 長     蔵 田  伸 一
 教育委員会
  委  員  長     兵 頭  史 彦
  教  育  長     叶 本    正
  教 育 部 長     尾 崎  公 男
 公営企業
  病 院 事 務 長     垣 内    哲
 監   査
  委     員     藤 川  卓 見
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
出席事務局職員
  事 務 局 長     西 山  隆 夫
  次     長     池 田  悦 子
  専門員兼調査係長    菊 地  敏 宏
  議 事 係 長     谷 野  秀 明
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
議事日程     
  平成21年2月17日 午後2時 開 会
 日程第1
  会議録署名議員の指名
 日程第2
  会期の決定
 日程第3
  議選第12号 議会運営委員の補充選任について
 日程第4
  第1号議案 平成20年度大洲市一般会計補正予算(第5号)
  第2号議案 平成20年度大洲市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
  第3号議案 財産の取得について
  第8号議案 専決処分した事件の報告並びに承認を求めることについて
  (提案理由説明、質疑、討論、表決)
 日程第5
  第4号議案 副市長の選任につき同意を求めることについて
  (提案理由説明、質疑、討論、表決)
 日程第6
  第5号議案 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
  第6号議案 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
  (提案理由説明、質疑、討論、表決)
 日程第7
  第7号議案 固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて
  (提案理由説明、質疑、討論、表決)
 日程第8
  議選第13号 愛媛県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について
 日程第9
  議選第14号 大洲・喜多衛生事務組合議会議員の補欠選挙について
 日程第10
  議選第15号 大洲地区広域消防事務組合議会議員の補欠選挙について
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本日の会議に付した事件
 日程第1 会議録署名議員の指名
 日程第2 会期の決定
 日程第3 議選第12号
 日程第4 第1号議案〜第3号議案、第8号議案
 日程第5 第4号議案
 日程第6 第5号議案、第6号議案
 日程第7 第7号議案
 日程第8 議選第13号
 日程第9 議選第14号
 日程第10 議選第15号
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

午後2時40分 開 会
○岡孝志議長 ただいまから平成21年大洲市議会第1回臨時会を開会いたします。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 市長より議会招集のあいさつがあります。
○大森隆雄市長 議長
○岡孝志議長 大森市長
〔大森隆雄市長 登壇〕
○大森隆雄市長 開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 本日は、平成21年第1回臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には大変御多用の中御出席を賜りまして、まことにありがとうございます。心より厚く御礼を申し上げます。
 さて、さきの市長選挙におきまして、議員の皆様方並びに市民各位、そして各方面から温かい御支援を賜り、引き続き大洲市政のかじ取り役を任せていただくことになりました。新大洲市の初代市長として私が進めてまいりました行財政改革を含むさまざまな施策に対しまして、一定の評価をしていただいたものと大変ありがたく光栄に存じております。
 しかしながら、選挙結果は予想をはるかに上回る接戦となりました。この結果につきましては、さまざまな見方がありまして分析がなされているわけでありますが、その一つには時代の潮流というものが上げられております。
 アメリカ合衆国大統領選挙では、チェンジ、変革を掲げた民主党候補のオバマ氏が勝利するなど世界的な政治の変化、また国政においても現政権への不満や政権交代への期待感、さらに急激な景気後退や雇用不安といった社会の不安感の高まりや現状に対する強い閉塞感、こうした世の中の雰囲気、時代の潮流は、当市の市長選挙におきましても現職への逆風としてあらわれた面が大きかったと考えております。
 しかしながら、予想以上の接戦になってしまいましたこの選挙結果につきましては私自身真摯に向き合い、選挙戦を通じて示されました御意見や御批判等につきましては謙虚に受けとめる必要があるものと考えておる次第でございます。
 このため、今後の市政運営につきましては、市政に取り組む私の心情を御理解いただき支えていただいた市民の皆様とともに、御批判をいただいた皆様方へのわかりやすい丁寧な説明により、私の推進する施策への御理解を得てまいりたいと考えておる次第でございます。十分な説明責任を果たしながら市民の皆様の負託にお答えすべく、誠心誠意全力を尽くしてまいる所存でございますので、御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 当市を取り巻く環境は、景気低迷、地方交付税の減少等により厳しい財政運営を余儀なくされており、今後乗り越えていくべき課題は数多く山積みしているのが現状でございます。
 しかしながら、私が公約として市民の皆様にお約束してまいりました肱川の河川整備計画促進や危機管理対応、本市の基幹産業であります農林水産業の振興、少子化対策等々、財政健全化に向けた行財政改革とあわせて、地域バランスのとれた合併して本当によかったと実感できる大洲市の建設を、将来を見据えながら情熱を持って誠実に有言実行で目指してまいりたいと、このように考えております。
 常に市民の目線を持ちながら、皆様にお約束したことを一つ一つ着実に実行に移してまいる所存でございますので、議会の皆様、市民の皆様の御協力と御支援を重ねてお願いを申し上げる次第でございます。
 最後になりましたが、本臨時会に提案しております案件は、補正予算を初め副市長等の選任議案など当面する案件につきまして御審議を煩わすものでございます。詳細につきましては、後ほど御説明を申し上げたいと存じております。何とぞよろしく御議決を賜りますようお願い申し上げまして、臨時会招集のごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 これより本日の会議を開きます。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 市長より第1号議案から第8号議案までの議案8件の提出がありましたので、報告いたします。
 次に、議員の辞職について報告いたします。
 去る1月18日、有友正本議員が大洲市長選挙に立候補したことから、公職選挙法第90条の規定により、同日議員を辞職したものとみなしましたので、報告いたします。
 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、5番山本光明議員、6番西村豊議員を指名いたします。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 この臨時会の会期は、本日1日としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、会期は本日1日とすることに決定いたしました。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 次に、日程第3、議選第12号議会運営委員の補充選任についてを議題といたします。
 本件につきましては、議会運営委員であった有友正本議員の議員辞職による欠員補充のため選任するものであります。
 お諮りいたします。
 この議会運営委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、中野茂明議員を指名したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、ただいまの指名のとおり選任することに決定いたしました。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 次に、日程第4、第1号議案から第3号議案及び第8号議案の議案4件を一括して議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
○大森隆雄市長 議長
○岡孝志議長 大森市長
〔大森隆雄市長 登壇〕
○大森隆雄市長 それでは、ただいまより本日の臨時会に提案をいたしております第1号議案から第3号議案及び第8号議案につきまして、一括して御説明を申し上げます。
 まず、第1号議案平成20年度大洲市一般会計補正予算(第5号)について申し上げます。
 アメリカのサブプライムローンの破綻をきっかけとする今回の世界的な金融危機は、100年に一度の規模と言われております。この金融危機を震源とした世界的な需要後退により、我が国においては株安や円高が続き、世界をリードしてきた自動車や電機メーカーなど国内の主要企業でさえ大幅な業績不振にあえいでおり、雇用問題を初め経済不況は深刻な状態となっております。
 県内の動向を見ましても、愛媛労働局の1月27日付発表によりますと、2008年12月の県内の有効求人倍率が前月比0.04ポイント減の0.76倍と8カ月連続で悪化しており、2004年9月以来の低水準となっております。また、大洲管内も0.07ポイント減の0.55倍となっております。
 国においては、急激な内外の金融経済情勢の変化に対応し、国民生活と日本経済を守ることを目的として、総額4兆8,480億円の平成20年度第2次補正予算を編成され、この補正予算は去る1月27日に成立いたしました。その中で市民生活に大きくかかわる主要なものといたしましては、緊急雇用創出事業、地域活性化・生活対策臨時交付金、定額給付金、子育て応援特別手当等がございます。
 今臨時会では、先ほど申し上げました雇用失業情勢もあり、愛媛県緊急雇用創出事業補助金を財源として緊急雇用創出事業に取り組むこととし、当市で8人の臨時職員を雇用し、公共用地等におけるごみの不法投棄の解消、市道や河川の清掃及び学校図書のデータベース化を図るための図書の整理を行いたいと考えております。
 また、地域活性化・生活対策臨時交付金事業につきましては、財源を確保する関連法案はねじれ国会の影響もあり、いまだ成立に至っておりません。しかし、地域経済活性化への影響は大きいと考えておりまして、国会において財源確保に関する関連法案が成立すれば速やかに事業に着手できるよう準備作業を進めるとともに、予算を計上させていただき、市の経済対策に取り組む方針を市民の皆様や地域経済界にお示しをしたいと考えるものであります。
 今回、提案いたしております一般会計補正予算の補正額は6億4,802万3,000円で、これにより本年度の一般会計予算累計額は246億4,942万6,000円、一般会計、特別会計及び企業会計を合わせました全会計の累計額は434億8,126万9,000円となり、前年度同期と比較いたしますと56億781万7,000円、11.4%の減となります。
 地域活性化・生活対策臨時交付金充当事業について申し上げますと、この臨時交付金は地域活性化等に資するため、きめ細やかなインフラ整備などを進める地方自治体に対し交付されることとなっており、本市には5億8,221万6,000円が交付予定となっております。この貴重な財源を活用させていただき、地域経済の活性化や市民生活の安全・安心の確保などを図り、懸案事項となっている事業に積極的に取り組みたいと考えている次第でございます。
 それでは、主な施策につきまして順次御説明を申し上げたいと思います。
 まず、総務費についてであります。
 市役所本庁舎の空調設備は、昭和59年3月の庁舎竣工以来25年が経過しておりまして、現在では老朽化による故障が多発し、重なる修繕費用の出費を余儀なくされております。省エネタイプ機器の更新により消費電力の低減化を図るためにも、今回本市においても全般的な改修に取り組ませていただくことといたしました。本日は大変寒い思いをさせております。
 また、利便性の向上を目的として国税の電子申告が推進されております。本市におきましても、地方税の申告等の手続がインターネットを利用して行えるようeLTAX導入事業に取り組むことといたしました。
 さらに、臨時交付金のうち1億円につきましては、一時的に地域振興基金に積み立てをさせていただき、平成21年度において取り組む事業を選択した上で執行に当たりたいと考えております。
 続きまして、農林水産業費について申し上げます。
 長浜町の喜多漁港の泊地や航路の安全確保を図るため、港内に堆積した土砂のしゅんせつを行う漁港維持修繕事業に取り組むことといたしました。
 また、間伐促進強化対策事業にも取り組み、森林の持つ公益的機能の保全を図りたいと考えております。
 次に、商工費につきましては、本市においても相談件数がふえ続けている消費者行政相談に対応するため、西予市、内子町と協力して平成21年度から消費者行政相談窓口を開設することとし、愛媛県の基金に出資を行い、その基金を財源として対応を図ることといたしました。
 次に、土木費につきましては、道路橋梁の維持修繕事業や改良舗装事業、下排水路改良事業等の取り組みとともに、今年度から進めております橋梁長寿命化修繕計画策定に必要となる橋長10メーター以上の主要橋81橋について、現況調査委託料の計上をしております。
 さらに、万が一の水害時の対応を万全とするため、築25年が経過し老朽化の著しい防災ます型排水ポンプ施設の更新を行うための公共下水道事業特別会計への繰出金を計上いたしました。
 また、都市公園等の遊具の更新、修繕を行うとともに、市営住宅への火災報知機の設置及び地上デジタル放送受信施設の整備を行うことといたしました。
 次に、消防費につきましては、小型動力ポンプ積載車5台の更新、老朽化が著しい植松分団消防詰所の移転改築、大洲地区広域消防事務組合のはしごつき消防ポンプ自動車のオーバーホール、119番通報発信地表示システムの改修に取り組む所存であります。
 次に、教育費では、次代を担う子供たちの安全確保を目的として小学校13棟、中学校14棟、幼稚園2棟の耐震診断事業に取り組み、今後の耐震化計画を樹立したいと考えております。
 以上、安全・安心な暮らしの実現及び地域活性化を目的として、総事業費6億709万4,000円を計上するとともに、一部につきましては今年度に取り組みを行っている事業の財源として充当させていただくこととしております。
 次に、定額給付金事業は、景気後退下での住民の不安に対処するため、住民への生活支援を行いあわせて地域経済対策に資することを目的として住民1人につき1万2,000円、ただし65歳以上及び18歳以下の方に対しては2万円が支給をされるということになっております。
 また、子育て応援特別手当につきましては、多子世帯の幼児教育期にある第2子以降の子供に対し、1人当たり3万6,000円が支給されることとなっておりまして、対象となる子供は、平成20年度において小学校就学前3年間に該当する第2子以降の子供となっております。
 この2つの事業につきましては、その財源を確保する関連法案が成立すればその給付に速やかに取りかかれるよう、一般財源により準備を進めるための事務費の計上を行うものであります。
 以上が一般会計補正予算案の歳出の主な内容であります。
 次に、第2号議案平成20年度大洲市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、第1号議案の土木費のところで申し上げましたように、地域活性化・生活対策臨時交付金を財源とした一般会計からの繰出金を受け入れ、防災ます型排水ポンプ整備工事請負費の計上を行うものであります。
 次に、第3号議案財産の取得について申し上げます。
 本案につきましては、消費者の食の安全や食に対する関心の高まりの中、地産地消の推進とあわせまして農家所得の向上や耕作放棄地の解消など地域農業の振興に資するため、地産地消拠点施設等整備のための用地を取得しようとするものでございます。用地取得費及び造成工事費ほかの関連予算につきましては、平成20年12月定例会におきまして御議決をいただいているところであります。用地取得につきましては、去る1月27日付で仮契約を締結し、その結果、大洲市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を今回お願いするものでございます。
 その取得の方法、取得価格及び取得の相手方につきましては、お手元の議案書に記載のとおりでありまして、随意契約により土地面積8,454.53平方メートルを3億3,000万円をもって愛媛県との売買契約を締結しようとするものでございます。
 農地転用や開発行為に関する協議など一連の法的な手続は既に完了いたしておりますので、用地取得後は速やかに造成工事及び隣接市道の改良工事に着手いたしまして、平成22年4月のオープンを目指し鋭意推進を図ってまいる所存でございます。
 次に、第8号議案専決処分した事件の報告並びに承認を求めることについてを御説明申し上げます。
 本案につきましては、少彦名温泉の湯量減少に伴い、急遽その原因等の調査を行う必要が生じたため、専決第1号として一般会計に普通交付税を財源とする温泉事業特別会計繰出金475万円の予算を専決処分するとともに、専決第2号として温泉事業特別会計補正予算に源泉の調査業務を行うための委託料を一般会計からの繰出金を財源とし、同額の予算を1月19日付で専決処分いたしました。補正後の歳入歳出予算総額はそれぞれ議案書に記載のとおりでありまして、地方自治法の規定に基づき御報告を申し上げ、承認をお願いするものでございます。
 最後に、去る2月14日ローマにおいて主要7カ国G7財務相・中央銀行総裁会議が開催され、成長と雇用の維持、金融部門の強化へあらゆる政策手段を総動員するとの共同声明を採択して閉幕いたしました。声明では、日米欧がともにマイナス成長に陥るなど、世界経済の悪化がことしいっぱい続きかねないことに強い懸念を表明し、世界経済と金融市場の安定を最優先させ、財政出動で各国が一斉に行動する決意を示しております。
 また、米国の上下両院は、2月13日の本会議で約72兆5,000億円の景気対策修正法案を可決し、オバマ政権の最初の課題である景気対策が政権発足から4週間で動き出そうとしております。
 世界第2位の経済大国である我が国も内需拡大に向けた景気対策のスピードが問われており、景気対策をいたずらに政争の具とするようなことのないスピード感のある対応を国及び国会にお願いをしたいと考えるものであります。
 以上、第1号議案から第3号議案及び第8号議案の提案理由を一括して申し述べさせていただきました。何とぞよろしく御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。
○岡孝志議長 以上で説明は終わりました。
 これより議案に対する質疑を行います。
 この際申し上げます。各議員の今後の発言時間は申し合わせのとおり1人当たり15分以内と制限いたします。
 発言の通告がありますので、大野新策議員の発言を許します。
○29番大野新策議員 議長
○岡孝志議長 大野新策議員
〔29番 大野新策議員 登壇〕
○29番大野新策議員 それでは、通告に基づいて質問を行います。
 第1号議案平成20年度大洲市一般会計補正予算について伺いたいと思います。
 今、市長がそれぞれ提案理由を説明され、理解するとこは理解をしてきたつもりでありますけれども、定額給付金の問題について改めて伺いたいと思います。
 今臨時会には、事務的経費として3,900万円計上をされております。国会でも、給付金がどのようになるのか、まだ迷走をしておるという状況があります。1人当たり1万2,000円、2万円という支給の額が決められているのは御承知のとおりであります。
 そこで、伺いたいと思うのは、対象者はそれぞれ何人と試算をしておられるのか、また支給はどのような方法を考えておられるのか、総額は幾らになると考えておられるのか、この点についてまず伺いたいと思います。
 また、給付金の支払いに関する事務費、人件費などの不足分は改めて新年度にも予算計上されるのかも伺いたいと思います。
 次に、緊急雇用対策特別交付金について伺います。
 緊急雇用対策として8人の雇用創出を行うということであります。期限は3月いっぱいということでありますけれども、雇用される8人の方はどのような方法で募集をされて採用をされるに至ったのか、その経過を含めて伺いたいと思います。
 さらに、4月以降の雇用がどうなるのか、また新たな雇用をどのように計画されているのかありましたら、含めて伺いたいと思います。
 以上、2点に限って理事者の明快な答弁をまずお願いをいたします。
 以上で質問を終わります。
○上村孝廣企画財政部長 議長
○岡孝志議長 上村企画財政部長
〔上村孝廣企画財政部長 登壇〕
○上村孝廣企画財政部長 ただいまの大野議員さんの御質問にお答えをいたします。
 まず、定額給付金関係についてでございますが、そのうち給付対象者の人数の関係でございますけども、2月1日現在の給付対象者の方は4万9,972人でございます。給付合計額といたしましては7億8,232万円を予定をさせていただいております。
 また、給付対象者の内訳でございますが、これは2月1日現在の住基台帳に記録されている方でございますが4万9,784人。このうち18歳以下の方が8,687人、65歳以上の方が1万4,131人、また18歳以上65歳未満の方が2万6,966人でございます。また、外国人登録原票に登録されている方が188人。内訳でございますが、18歳以下の方が7人、65歳以上の方が7人、18歳以上65歳未満の方が174人でございます。それを合計いたしましたのが、一番最初に申し上げた4万9,972人でございます。
 次に、支給方法でございますが、今回の給付金につきましては、基本的には口座振替によりまして支給をさせていただくということを基本にさせていただくように考えております。ただ、そういった口座振替による支給が困難なような場合の方につきましては、現金受領方式ということもとられるようになってございますので、そういった対応もさせていただくように考えております。
 また、今回事務費でございますが3,918万5,000円計上をさせていただいております。主なものといたしまして、臨時職員の賃金ということで臨時の方を5人、4カ月雇用をさせていただいてそういった事務の対応とか、また通信運搬費におきましては郵便料ということで交付決定通知書の送付、それから手数料におきましては口座振替の手数料、また委託料としてはシステム改修の委託料を計上をさせていただいております。
 それで、今回の計上によりまして、事務費についてはこの事務費の総額で対応できるというふうに考えておるところでございます。そのようなことで対応させていただくように考えております。御理解をお願いしたいと思います。
 次に、雇用対策の件でございますが、今回緊急雇用創出事業として8人の雇用計画をさせていただいておるわけでございますが、どのような募集方法で採用していくのかというお尋ねでございました。
 この件につきましては、20年度で実施するためには遅くとも3月1日からの雇用が必要でございますし、これまでの西条市や今治市、松山市などの状況を見ますと、応募者が少ない状況もあったりすることがございましたことから、できるだけ早い時期にハローワークを通じた募集が必要と判断をさせていただきまして、臨時会前ではございますが2月12日から20日までの期間で募集をかけさせていただいたところでございます。本日ハローワークにお聞きいたしますと、応募者の方は48人というようなことを伺っておるところでございます。期間中の応募者に対しましては、2月23日に面接を予定しておりまして、その後採用決定をさせていただくように考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いをいたします。
 また、21年度につきましては、愛媛県の市町緊急雇用創出事業及び市町ふるさと雇用再生事業の2つの事業を雇用対策のため実施する予定でございます。そのうち、緊急雇用創出事業としましては平成20年度からの継続事業に加えまして10事業、またふるさと雇用再生特別交付金事業につきましては3事業を予定をいたしておるところでございます。
 今後、国、県の内示に基づきまして適切に対応してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
 以上、お答えといたします。
○岡孝志議長 次に、中野寛之議員の発言を許します。
○8番中野寛之議員 議長
○岡孝志議長 中野寛之議員
〔8番 中野寛之議員 登壇〕
○8番中野寛之議員 それでは、1点質疑を行わさせていただきます。
 第8号議案専決処分した事件の報告並びに承認についてですが、専決第1号平成20年度大洲市一般会計補正予算並びに専決第2号の平成20年度大洲市温泉事業特別会計補正予算ですが、今回一般会計から475万円を繰り入れまして、施設管理費、そして源泉調査委託料ということで計上し、少彦名温泉の湯量減少に伴う原因等の調査委託という専決の内容を先ほど報告を受けましたが、この少彦名温泉は今までいろいろな経過のありました紆余曲折あった温泉でございます。今回また少なくない金額を専決で入れたということでございますので、この調査委託をやった結果がどうであったのか、また湯量減少がどの程度進んでおるのかについて再度詳細な答弁をいただきたいと思います。
 以上で私の質疑を終わらせていただきます。
○上村孝廣企画財政部長 議長
○岡孝志議長 上村企画財政部長
〔上村孝廣企画財政部長 登壇〕
○上村孝廣企画財政部長 中野寛之議員さんから御質問のございました第8号議案の温泉事業特別会計の専決処分についてお答えをさせていただきます。
 少彦名温泉につきましては、毎分約40リッターをくみ上げまして臥龍の湯へ送水をしておりましたが、昨年の11月下旬から水位の低下が見られまして減少をしておりました。その後、源泉のくみ上げ量を確認しながら専門家が地上から原因調査を行いましたが、原因は特定できず、湯量低下は続いておりました。ことしに入りまして、このままの状況で推移しますと湯量低下に歯どめがかからないおそれがございましたので、原因の究明が必要でございました。そこで、1月19日に475万円の専決処分のお願いをいたしまして、1月27日から2月16日までの工期で水中カメラ等による源泉坑内調査、揚湯試験などを行いました。
 調査結果につきましては、まだ最終報告書は出ておりませんが、現時点での概要を申し上げますと、1つ目が、源泉パイプや地下水脈からの流入口の目詰まりなどの異常はございませんでした。
 2つ目は、源泉坑内の温度測定により温度上昇が数多く見られました。
 3つ目が、水中カメラ観察により深度540メーター付近から630メーター付近は特に顕著に温泉湧出が見られ、それ以下についても随所で温泉湧出が見られました。
 4点目でございますが、現在80メーターに水中ポンプを設置しておりますが、揚湯試験を地下200メーターにセットし、約8時間連続でくみ上げてみますと、水位の低下はありますものの温泉湧出は行われておりました。
 今後の対応についてでございますが、今回の調査後のくみ上げ量の平均が毎分27から28リッターとなっておりまして、従来のくみ上げ量より約3割程度湯量が低下している状況にございますので、安定供給を図るため、現在の水中ポンプの設置の位置より深い層からの設置につきまして検討をいたしておるところでございますので、御理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
 以上、お答えといたします。
○岡孝志議長 以上で質疑を終結します。
 お諮りいたします。
 本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論を行います。
 発言の通告がありますので、大野新策議員の発言を許します。
○29番大野新策議員 議長
○岡孝志議長 大野新策議員
〔29番 大野新策議員 登壇〕
○29番大野新策議員 通告に基づきまして反対の討論を行いたいと思います。
 平成20年度一般会計補正予算(第5号)の中で説明でもありましたように、定額給付金については私は当初から反対の立場で質問をし、また討論も行ってまいりました。12月の議会でもそういう立場で質問をしてきたところでありますけれども、衆・参のねじれ国会のもとで第2次補正予算が通過しました。しかしその後、世論調査でも75%の人がこれは評価しないと言っている報道もあるわけであります。経済の活性化に期待をするという答弁も以前ありましたけれども、そういう期待はできないのではないかというふうにも思っているところであります。  総額2兆円を使うこの定額給付金は、社会保障や食料品の消費税非課税化などで有効な使い道というのはあるはずであります。1万2,000円、2万円と給付金が支給をされても、これは1回限り現金を受け取ることはできますが、3年後には消費税が引き上げられるというのは政府の公約でもあります。
 定額給付金は、たびたび取り上げてまいりましたけれども、総選挙を意識して自民、公明の両党が強行した制度というのは多くの国民、市民の皆さんが御存じのとおりであります。それを、今衆議院では3分の2条項、60日の期間条項に基づいて成立させるという方向でありますけれども、定額給付金というのは先ほども触れましたように、ばらまき一瞬、増税一生だというのは間違いない事実であります。
 せんだって15日の日曜日にNHKの討論で我が党の小池議員が司会者の質問に答えて、今回提案をされているような事務費の補正予算が上程されたときには賛成をしている地方議会もあるというふうに答えられました。私は反対討論を今行っているわけでありまして、この他市の状況とはちょっと違いますけれども、私は反対の立場を最後まで貫きたいというふうに考えています。
 小池参議院議員が触れられた、上程されたときには賛成しているというテレビの報道を見ておられた方もたくさんおられると思います。これは、給付金そのものは賛成をできるものではないと。しかし、法が通った今、受け取る受け取らないは個人の権利の問題だと。そこまで踏み込んで日本共産党が反対をする、こういうことはできないという立場からの見解でありました。これは、私がこの議会でたびたび取り上げてきましたように、反対の態度は引き続き表明をするものであります。
 そして、4万9,000人以上の皆さん方が期待されているというのもわからんことはないという、これも事実です。しかし、この制度そのものが、提案の最初から大きな問題のある自公議案ということを改めて説明するというのは行き過ぎですけれども表明をいたしまして、私はこの定額給付金制度を計上されている一般会計補正予算については反対を表明するものであります。
 また、緊急雇用対策事業、四十数名の方が求職に応じておられるということでありますから、公正な採用を期待をして、また違った方向からこの問題を引き続き取り上げてまいりたいということを表明して、定額給付金に関する項目についての反対討論を終わります。
○岡孝志議長 以上で討論を終結いたします。
 これより採決を行います。
 まず、第1号議案平成20年度大洲市一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。
 この議案を原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立多数であります。したがってただいまの議案は原案のとおり可決されました。
 次に、第2号議案平成20年度大洲市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。
 この議案を原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立全員であります。したがってただいまの議案は原案のとおり可決されました。
 次に、第3号議案財産の取得についてを採決いたします。
 この議案を原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立多数であります。したがってただいまの議案は原案のとおり可決されました。
 次に、第8号議案専決処分した事件の報告並びに承認を求めることについてを採決いたします。
 この議案を承認することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立全員であります。したがってただいまの議案は承認されました。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 次に、日程第5、第4号議案副市長の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
○大森隆雄市長 議長
○岡孝志議長 大森市長
〔大森隆雄市長 登壇〕
○大森隆雄市長 それでは、第4号議案副市長の選任につき同意を求めることについてを御説明申し上げます。
 本案は、平成21年2月28日までを任期として選任をいたしておりました首藤副市長から、平成21年1月31日付をもって辞任したい旨の願いが提出され退任されましたので、後任を選任するに当たり議会の同意をお願いするものであります。
 首藤副市長には、就任以来、合併間もない本市の運営に対し、私の女房役としての重責を果たされ、本市行政の推進に格別の御尽力を賜りました。ここに改めて感謝と御礼を申し上げる次第でございます。
 後任として御提案いたしますのは、お手元の議案書に記載のとおり、清水裕氏でございます。
 清水氏は、昭和52年3月大阪大学工学部を御卒業後、同年4月旧建設省にキャリア採用され、関東地方整備局京浜工事事務所調査課勤務を皮切りにされ、国家公務員としての多彩な勤務実績を積み重ねてこられた方でございます。昭和63年には建設省河川局治水課課長補佐、また建設省土木研究所河川部都市河川研究室長などを歴任された後、平成4年7月には建設省四国地方整備局河辺川ダム工事事務所長として、平成5年4月から平成7年3月までは山鳥坂ダム工事事務所長として、当地域のためにも御尽力をいただいた方でございます。
 また、地方行政にもかかわりが深く、徳島県土木部河川課での勤務経験や、鹿児島県川内市では3年間助役として地方自治の実情を踏まえた政策形成等にかかわってこられました。その後、国土交通省河川環境課流域治水調整官や河川情報センター情報開発部長など要職を歴任されましたが、平成18年4月には愛媛県土木部長に着任され、愛媛県の土木行政のトップとして愛媛県の発展に貢献されてこられました。
 以上のように、清水氏は国家公務員として培われた専門的な知識、能力や豊富で多様な行政経験とあわせて、地方行政にも深い知識と経験を有されておられる方であります。
 私といたしましては、本市の副市長として適任であると確信し、ここに御提案申し上げる次第でございます。
 以上が本案の概要でございます。何とぞ満場一致をもって御同意を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
○岡孝志議長 以上で説明は終わりました。
 これより議案に対する質疑を行います。
 発言の通告がありますので、中野茂明議員の発言を許します。
○27番中野茂明議員 議長
○岡孝志議長 中野茂明議員
〔27番 中野茂明議員 登壇〕
○27番中野茂明議員 ただいま提案のありました副市長の選任につき同意を求めることでございますが、それに対して質問をいたします。
 まず第1点、市長より提出されました方でございますが、今日国会等で天下りあるいはわたりなどの論議がされておりますことは皆さん周知のとおりだと、このように思います。私の承知するとこ、天下りあるいはわたり、これは3年以内に禁止するというふうなことでございましたが、これを麻生総理の発言では前倒しして本年度から行うというふうなことであります。この事案については、私は天下りかあるいはわたりであると認識をするわけでございますが、市長のお考えをお聞きしたいと思います。
 第2点に、今回の人事はだれの発想によって行われるものですか。市長自身の発想ではあるんですか。この点もお聞きしたいと思います。
 第3点には、市長は今回の市長選挙で常に市民の目線で物事を直視し、中央に向かって物を言う姿勢で市政に取り組みます。ただいまのあいさつの中にもありましたが、説明責任を果たすというふうなことを約束をされていますが、今回の人事はこれに反するものではないかと、このように私は思います。
 第4点に、市長のもとに住民から副市長人事に関する要請書が届いているものではないかと思います。市長はどのような感想をお持ちですか、お聞きをしたいと思います。
 第5点目に、選任者は山鳥坂ダム工事事務所の初代所長であったと聞きますが、当時は分水があってダムをつくる、分水なくしてダムなし、こう言われてきたわけでございます。当人は今どのような思いでおられるのかをお聞きしたいと思いますが、当人の履歴などを見ると、ダム工事事務所あるいは鹿児島県の川内市の助役などを勤められておりますが、移られるとこは四国、徳島のほうであり、また愛媛県の土木部長などを勤められていよいよ大洲においでになって、まさしくわたり人事であると私は思います。このことは何か降格人事ではないかなと、このような感じもいたします。また、この人事によって、大洲には適当な人材はいなかったんかと、このように思います。今話題の天下りかわたりを受け入れて大洲市が財政的にメリットが何があるのかお聞きをしたいもんだ、このように思います。
 以上をもって質問を終わります。
○大森隆雄市長 議長
○岡孝志議長 大森市長
〔大森隆雄市長 登壇〕
○大森隆雄市長 ただいまの中野茂明議員のお尋ねが、5点ありましたが、お答えをしたいと思います。
 これは、私も選挙戦を通じて申し上げましたように市民に対する説明という意味合いからも、ここであえて、5点について常々言ってきとることではございますが、改めまして私の物の考え方をお話ししておきたいと、このように思っております。
 まず1点でございますが、天下り、わたりのことを最初にお触れになりましたが、天下りというのはとらえ方、物の判断もあろうかと思いますが、私のほうから熟慮の結果お願いもしましたし、県と国という今回はそう余りない事例であったろうかと思います。
 私、きょうの事前の会議でもたびたびお話し申し上げましたように、市長に就任いたしましてからまず1つは選挙がありました。それからもう一つは、2月の末までの任期でございましたが、前の首藤副市長の任期があったわけでございますが、選挙後に辞職をしたいということでございましたし、今回は事情を聞いてみますと御意思もかたいようなので受け入れざるを得ないだろうということで受理をいたしておりました。
 その後、どうしようかということを常々ずっと考えておりましたが、選挙の片づけができないけませんしということもございまして、2月5日に、ここに手元にもございますが、知事さんのところへそのことのお話をしにまいりました。きのうの記者会見でも、定例の記者会見の中で、知事さんが記者の御質問に対して答えられておられますが、そういうことで私の要請を聞き入れていただいて、県のほうの後任の方も決めていただきますし、清水部長さんの辞職も許可されますし、また国土交通省から愛媛県に見えておられた方でございますので、国のほうの辞職という手続も経なければなりません。短期間のうちに決めて段取りをしていただきまして、きょうはもう既に控えてもらっておるわけでございまして、後ほどこのことを御議決いただきましたら、ここでごあいさつをしていただき辞令も交付したいという運びにまさにしておるわけでございまして、人事のことでございますので、私といたしましてはできるだけ円満にお認めをいただいて、そして2期目のスタートを切らせていただけたら一番幸せだなと思っておるところでございます。
 概要はそういうことでございますが、2つ目にお尋ねになりました、これはだれの発想であったかというお尋ねでございますが、これはまさに私の熟慮の結果、私いつも申しますように、安岡先生の言葉の中に意中の人あるということ、意中の人があると、いつも心の中にこの役をやってもらうんじゃったらどういう人がいいかなということは私常々考えておりましたし、今回の人事異動をこの議会が終わりましたら早速詰めをしなければいけないんですが、そこら辺についても、年度がわりの人事異動については常々意中の人というものを思い描きながら仕事をしておるわけでありまして、そういう人々の手助けをかって、すばらしい2期目のスタートを切りたいなというふうに思っておるところでございます。
 清水部長さんにつきましても、常々陳情とか、いろんな大洲につきましては河川、道路の問題、これはもう縁が切れないわけでございまして、一番陳情に行きます案件も多いものでございますので接する機会が多かったわけで、ずっとお人柄については見させていただいておりました。非常に温厚な方でございまして、この人ならすばらしい人だなということを常々思っておったわけでございまして、私のほうからその気持ちを御本人にも話しますし、知事さんにもそういう手続のことがあるものですから、2月5日に初めてお話をしたと。すぐに取り組んでいただいて、向こうも本人の問題がありますし、国との関係もありますし、私もこの2月17日に臨時会をやってスタートを切りたいという気持ちがあったものですから、そんなところをお願いをして、はたから見ますとえらいばたばたとということはあったかと思いますが、私の中ではそううろたえたことではございませんで、常々考えておったことを一挙に片づけさせてもらったと。私の考えに無理がありますれば、そういうことにはなかなかならなかったと思うのですが、国土交通省のほうも御理解をしていただきました。
 皆さん方も御承知のように、去年一連の大きい曲がり角であったわけですが、国から県に管理が移行するというような一大事件があったわけですが、このこと等を通じましても、私は一生懸命3番目の御質問にも触れますが、市民の目線で市長はやりよるのかということのお尋ねでございますが、私はまさにそこがポイントでございまして、この肱川の管理のことにつきましては、市民の目線でどういうふうにしていくべきかという観点から、一生懸命去年はこの問題に取り組みました。県にも、高松へも、国へもあらん限りの言葉を使いまして、そしてまた足も運びまして訴えましたところが、あのように成果として分権推進委員会の丹羽委員長の考えでさえやっぱり一生懸命やったら変わっていくのかなと、金子大臣の心も動かせたのかなと。青森、愛媛、長崎に例外の扱いをしてもらったということは非常に喜んでおるところでございまして、地方のことは地方の基礎自治体の首長が一番ようわかっておるということがはっきりと証明できたということでうれしく思っておりますし、このスタンスはこれから先も変わらないつもりでございます。
 4番目に、この要請はだれがしたんぞということですが、もちろんそういう観点からいいまして、私がみずからがぜひお願いをしたいということをお願いしたわけでございます。このことによって、それじゃ今後どうなるかというお話がありましたが、私は副市長というのは女房役でございますので、私が生かすも殺すも副市長の協力、またもちろん幹部職員の協力も大事でありますが、何といいましても女房役でございますので、晴れてきょう同意されましたら清水副市長と肝胆相照らす中で今後取り組んでいきたいと。
 基礎自治体には非常にいろんなテーマがあるわけでございまして、中野議員も言われましたように土木行政だけではございません。少しでも私の手持ちのテーマから助けてもらうところは十分助けてもらい、また私の余力につきましては、私も申し上げましたように4年でいろんな手を打って石を投げておりますが、このことを仕上げるためには私一人の限られた能力ではなかなかそのことが現実にでき上がるということは難しい点もあると思います。その点に没頭していけるためには、やっぱりこの河川とか道路とか国土交通省にかかわることについては、副市長に十分に今までの御経験やそういうものを使って大洲市のために頑張っていただきたい。そのことについては、十分御理解の上で今回の私の要請を聞いてもらっておるわけですから。
 それから、当地方にとりましてもこのことを忘れては生き残っていけないと選挙戦でも申し上げました。このことを冷静に考えて、肱川流域の問題を、3点セットの問題をわきまえてやっぱり末永くやっていくという姿勢でなければなりません。あのトヨタのような大企業ですらこの数カ月の間にああいうことになったわけです。この大洲にとってもそういうことは例外ではございません。あれほどの大企業ではございませんが、やっぱり流れとしては同じことが危惧されておる段階でございまして、非常にこれから先は大変だなと思っております。だからこそ、この肱川流域の問題はやっぱりこういう知識があり、またいろんなノウハウを持っておられる方の力もかりて。私は申し上げましたように、いろんな基幹産業の問題は厳しいですが今てこ入れをしていかなかったら絶対にこの大洲市が生き残っていけることにはならないと、こう思っております。その観点からいいますと、若干できる余力を私はそのほうへ振り向けて、大いに第1次産業、あるいは今は第1次産業とは言わないそうですが第6次産業、商工業もあわせ、既存の商店街のこと等もあわせ、すべてのことが成り立っていくような方法について一生懸命模索をしていく。地域が知恵を出す時代になってきておると思いますので、行政が何をやってくれるか、国や県が何をやってくれるかではなく、小学校の統廃合の問題もそうでございますが、これは地域がどう知恵を出していくか、生き残っていくためにはどのことに絞ってやっていくか、まさにそういう時代になってくるというふうに思っております。ですから、そういうテーマを、やっぱり専門的なところを自分が分担をしながらやっていく。職員もそういうスタッフに今度の人事異動ではしていって、そして命がけで取り組んでいくという姿勢がやっぱり大事ではなかろうかというふうに思っておる次第でございます。
 それから、お尋ねのありましたダムについてどう考えておるかということでございますが、これは御本人がまた就任をされていろいろあると思いますが、これは県の土木部長さんですから、私どもと同じ考え方で取り組みをして推進をしてもらっとったというふうに認識をしておるわけでございます。
 それから、地元には人はなかったのかと。あえて大阪の人を選ばんでもよかったのではないか。それからもう一つ、言われなかったのですが話の中にはあろうかと思いますが、そういう人を1人だけにせんでも2人という話もあろうと思いますが、これは考えてはみましたが、とても財政的にそういう余力は大洲の場合はございません。松山や今治はそれぞれそういう方で副市長を2人体制にされておりますが、余力のあるところはそれもできますが、大洲の場合はこたえません。それで、1人体制でその分私どもが頑張ってやっていこうと思っております。
 それから、地元には人はないことはございません。あると思いますが、しかし私はあえて今回は清水土木部長さんにお願いをして、受けてもらえればこれが非常にそういう意味での流れもよくなるし、それから私も若干余力ができてそういうことの仕事がやれるなという気持ちもあったもんですから。それにはクリアしなければいけないことが何点かございましたがすべて加戸知事さん初め気持ちよく了承をしていただいて運んでいただきました。国土交通省もそういう運びにしていただきましたので、今となっては大変ありがたかったなと。このことには、私も4年間一生懸命こたえていって、部長さんも現在松山にお住まいでございますが、今住居を探してもらっておりますから、もちろん大洲に住んでもらって骨を埋めてもらう覚悟でございますので、私とともに在任中は一生懸命やっていただくということでございますので、どうぞよろしく御承認を賜り、議会の皆様の御承認が一番でございますので、そういうことでまた機会をとらえながら、きょうも市民の皆様に御説明する上では大事なセレモニーでございますので、ぜひとも御理解を賜りたいと、このように心の底から思っておる次第でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○岡孝志議長 以上で質疑を終結します。
 お諮りいたします。
 本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。
 議事の都合により会議時間をしばらく延長いたします。
 これより討論を行います。
 発言の通告がありますので、これを許します。
 まず、二宮淳議員の発言を許します。
○9番二宮淳議員 議長
○岡孝志議長 二宮淳議員
〔9番 二宮淳議員 登壇〕
○9番二宮淳議員 私は、この第4号議案副市長の選任につき同意を求めることについての反対の立場で討論を行います。
 まず、市長におかれましては、先月再選されたわけでございますけれども、その有権者に対する有効投票率が33%ぐらい、言いかえれば市民の約3割の人にしか信任を得られていなかったというふうなことになろうかと思います。
 そういった中で、この副市長の選任ということで、初代の山鳥坂ダム工事事務所長の方を迎え入れられようとしていること、これは明らかに山鳥坂ダムの建設推進のための人事ではなかろうかと思ってしまうわけでございます。そのさきの市長選の結果でもおわかりのように、多くの市民はダムによらない治水対策というものを望んでいるものと思われます。そういった住民の感情を損ないますというか、本当にその感情を理解していない、そのように思える人事ではなかろうかと思います。
 また、昨今地方分権ということが言われておりますけれども、その中央省庁の官僚、いわゆるキャリアがぽんとこの大洲に天下りされて、そしてこの地方分権、またその地域の自立ということ、そういう流れに反する事例ではないかと思います。
 副市長というのは、この大洲の地域で生まれ育ち、そしてこの大洲の細部までよく知って、そしてこの大洲を愛する方こそ副市長の席に適するものと思います。
 以上のような理由で、この副市長の人事を再考されたいと思いまして、私の反対の討論といたします。(拍手)
○岡孝志議長 傍聴人に申し上げます。本市議会傍聴規則により、傍聴人は議場において拍手などにより公然と可否を表明してはならないと規定されております。静粛に願います。
 なお、議長の命令に従わないときは、地方自治法第130条第1項の規定により退場を命じますので、念のため申し上げておきます。
 次に、大野新策議員の発言を許します。
○29番大野新策議員 議長
○岡孝志議長 大野新策議員
〔29番 大野新策議員 登壇〕
○29番大野新策議員 私は、第4号議案副市長の選任につき同意を求めることについて、この議案に対して反対の討論を行います。
 まず、大洲市議会で人事問題に関して反対討論をするという事案は、議会の先例集を見ましても、昭和29年、町村合併で市政がしかれた年の最初の議会で助役人事の議案で反対討論が行われたと先例集にもあるところであります。その後は、こういうこともなかったという状況だと思うわけでありますが、それだけ今回の議案というのは際立つ議案だという認識のもとで、私自身反対の討論を行いたいと思います。
 せんだって行われました市長選挙の結果は、1期4年の大森市長の政治姿勢を厳しい目で評価し見守ってきた市民の意思が表明をされたもので、結果は僅差で大森市長が2期目の当選を果たされたわけであります。選挙後は、前副市長の首藤氏にかわりまして、次の副市長はだれになるのか多くの市民が注目をしてきたところです。
 合併して4年がたちましたが、旧町村の皆さんは今でも合併してよかったという方は少数です。2期目に入る大森市政は、まず高齢化が進む中で市民福祉の充実、小・中学校の統廃合や教育問題など、市民の協力、協働を得ながら急いで解決しなければならない重要な課題が山積していると思います。副市長には、身近な問題や課題に答えていくためにも、市民の身近で生活をし、市民の目線で市政をとらえて市長の補佐役に徹する人こそ選任すべきであります。
 市長は、副市長に清水氏を起用したいと提案をされました。清水氏は、県土木部長のほか、初代山鳥坂ダム工事事務所の所長などを務められて、大洲市のことをよく知っておられると説明をされておりますけれども、あくまでも国交省の山鳥坂ダムの所長、県の土木部長として大洲市にかかわってこられただけであります。副市長は、合併した大洲市の現状を把握して、住民の願いや地域の課題を解決をし、地域に出かけて直接市民と対話をし、市長の補佐役として十分な活動をしてもらう任務があるわけであります。
 提案をされました清水氏は、鹿児島県の川内市の助役として約3年間経験をされております。当時、合併前の川内市、今は薩摩川内市と言われる市でありますけれども、ここでは2人助役制がしかれて、その技術担当の助役として平成7年に就任をされた。その当時、台風被害によりまして上流にある鶴田ダム、下流の河川で災害が起こって、その災害復旧で大変お世話になったと、そういう方だと、川内市の議会事務局の職員は答えておられます。まさに、経歴が示すとおり技術畑で働いてこられた方というのは間違いありません。
 今回の副市長選任は、市長がダム建設は粛々と進める、これは議会でも答弁をされたところであります。山鳥坂ダム建設の事業促進のために、国や県の強力な後押しを担保するものだと思うわけであります。そして、ダム建設を強行するというのは、市長の政治姿勢を示す何物でもないと考えます。そういう点で、清水氏の起用は、治水は河川改修と堤防整備で進めるべきだと。無駄なダムは要らない、ダム建設に反対している流域住民の運動を押さえ込むことが副市長の最大の仕事になるというのは間違いないと思うわけであります。
 ダム建設に疑問を持つ住民や反対する住民との対決姿勢を今以上に鮮明にすることにつながると私は心配をします。市長の補佐役として円満な行政を進めることにはならないと、新たに混乱を持ち込むことになるというふうに思うわけであります。それは、昨日の住民団体の申し入れでも証明されているところであります。
 これからの大洲市政の最大の課題というのは、公債費比率の改善で財政の健全化を初め、高齢化が進む中で福祉の充実をどのように図るのか、小・中学校の統廃合の是非など教育環境の整備、合併した旧町村の格差をなくす、こういうことが今市民の間で急がなければならない緊急の課題だと思うわけであります。
 選任に当たりまして、そういう課題を一つ一つ解決していくためにも、副市長というのは市民生活や地域の事情に詳しい市内または出身者を選任すべきだというのが私の意見であります。
 しかし、市長はダム建設推進をしてきた山鳥坂ダム初代の所長であり、先日まで県の土木部長を務められた清水氏を副市長に推挙をされたところでありますが、山鳥坂ダムの建設反対運動を長年続けてきた住民に対しては対決姿勢を鮮明にするだけで、ダムに反対する住民の皆さん方との溝をますます深めるだけだというふうに考えます。今後の市政運営にも新たな困難が生じることは必至であります。そういう立場から賛成できないということであります。
 また、国会でも、先ほど質問でもありましたけれども、国民が注目をしている官僚の天下りというのは絶対に認めることはできません。天下り問題と副市長選任が私は重なって見えます。多くの市民もそういう目で見ていると思うわけであります。国交省の幹部が地方自治体の副首長になるということは、天下り人事としか言いようがありません。このような人事を認めることは私はできません。
 以上の理由から、副市長の選任に対しては反対をいたします。
 蛇足でありますけれども、これまで私は人事問題に対する対応は、反対するときは議場より退席をして、御本人には反対する議員がおるけれども採決は議場におられる皆さん方がされて賛否を決められると、そういう立場で反対の意思表示をしてきました。しかし、今回の副市長の選任については、反体制の側に私は身を置いているものの一人として市長選挙で示された市民の皆さんの思いにもこたえると、そういうためにも議場から反対の意思を示すことで責任を果たしたいと思っています。
 そういう理由を述べまして、副市長の選任については反対を表明をして討論にかえる次第であります。市民の皆さんが示した市長選挙の結果をよく考えて、また皆さんの対応を期待いたして終わります。
○岡孝志議長 以上で討論を終結いたします。
○大森隆雄市長 議長
○岡孝志議長 大森市長
〔大森隆雄市長 登壇〕
○大森隆雄市長 私は、別に賛成討論ではないのですが、かれこれのお話がございましたんで1つだけお話をさせてもらいたいと思っております。
 言える内容が限られておりますので、また御理解を賜りたいと思うのでありますが。私がお願いをいたしましたし、また清水部長さんにも、私の話で大洲へ行ってそういうことにして役に立ちたいということと、それからまたプライベートな問題になりますので本当は触れたくないのですが、部長さん御自身もそういうタイミングがうまく合ったということだろうと思うのですが、長い間公務員をやっておられますが、大洲へ行ってこの愛媛の地で、最後をそういう形でやってみたいというようなお気持ちになっておったと、たまたま私がお願いしたときとそれが合致をしたというようなこともございましたので、その中身についてはずばり言えないこともあるのですが、御家庭の事情等もございまして、話が合致できたというようなことでございますので、天下りとかわたりとか随分言われましたがそういうことではございませんので、ひとつその点は、何を私が言いよるんかということが一つわかりにくいと思いますが、それは行く行くおつき合いをしてもらったら、着任してもらってなるほどそういうこともあったんかということになってくると思いますが、そういうこともあったということで、私の判断材料に2人の合意形成ができた、一つは県の部長さん、それからもう1つ上の国の部長さん、ですから、こういうことは本当に超ウルトラCでできる話ではございません。私がお願いをしてそういうものと合致をしてこのことは成立したということでございますので、その点はひとつ御理解、そういう話の過程で様相もあったんかということを御理解賜りまして、どうぞ円満なスタートを切らせていただきますように。
 もう既に国のほうも県のほうも退職をされておるのですから、大洲でそのようなことを私もできません。正直言ってもう頭を下げて下げてお願いをする以外にないわけでございまして、どうぞ同士の皆様、ほうくり捨てんように、ぜひ最後にお願いを申し上げまして、どうしてもこれはここで言わせてもらわなかったら、市民の皆さんも私が言われっ放しのたたかれっ放しで何となくなったというんでは、私も支援してもらった方に対して申しわけございませんので、そのことは話をさせてもらって、それで判断をしてもらって、スタートを切らせていただきたいと思っておりますので、特別の発言をさせていただきましてお許しをいただきありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
○岡孝志議長 これより採決を行います。
 第4号議案副市長の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この議案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立多数であります。したがってただいまの議案は同意することに決しました。
 この際、副市長の選任に同意いたしました清水裕さんより発言の申し出がありますので、入場を許可し、発言を許します。
〔清水裕さん 入場〕
○清水裕さん 清水裕でございます。身に余る重責ではございますが、大森市長を支え、大洲市民と一緒になって大洲市政の発展のために全力で頑張りたいと考えておりますので、議員の皆様方におかれましては、今後の御指導方よろしくお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手)
〔清水裕さん 退場〕
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〔兵頭史彦教育委員長、叶本正教育長 退場〕
○岡孝志議長 次に、日程第6、第5号議案及び第6号議案の議案2件を一括して議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
○大森隆雄市長 議長
○岡孝志議長 大森市長
〔大森隆雄市長 登壇〕
○大森隆雄市長 それでは、教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、第5号議案及び第6号議案を一括して御説明申し上げます。
 まず、第5号議案でございます。
 本案は、平成23年2月28日までを任期として選任いたしておりました本竜拙宗委員から平成20年12月31日付をもって辞任したい旨の願いが提出され退任されましたので、後任の委員を任命するに当たり議会の同意をお願いするものであります。
 本竜委員には、合併間もない本市の教育行政に対し、教育委員としての重責を果たされ、教育文化行政の推進に格別の御尽力を賜りました。ここに改めて感謝とお礼を申し上げる次第でございます。
 後任として御提案いたします委員は、お手元の議案書に記載のとおり、稲田秀一氏でございます。
 稲田氏は、大洲市河辺町にお住まいでございまして、昭和55年3月に日本大学農獣医学部を御卒業され、御卒業後は旧河辺村に戻られ、現在まで農業を営んでおられます。
 その間、平成3年4月からは旧河辺村の村議会議員を1期4年間務められ、平成8年4月には旧河辺村PTA連合会会長に就任されるなど御活躍をしておられましたが、平成11年4月には旧河辺村村長に御当選されて以来、市町村合併による平成17年1月11日の新大洲市誕生までの約6年間、旧河辺村のかじ取り役を務められ、地域の振興等に多大な貢献をされてこられました。新大洲市となりましてからも、大洲市農業委員や河辺地区社会福祉協議会会長などの要職を歴任され、幅広い分野で御活躍をいただいております。
 以上のように、人格は申し上げるまでもなく、幅広い分野で社会に貢献され、広く社会の実情にも通じておられますので、本市の教育委員として適任であると確信し、ここに御提案申し上げる次第でございます。
 次に、第6号議案を御説明申し上げます。
 本案は、本市教育委員会の兵頭史彦委員及び叶本正委員の任期が平成21年2月28日をもって満了となりますので、後任の委員を任命するに当たり議会の同意をお願いするものであります。
 私といたしましては、お手元の議案書に記載のとおり、引き続き兵頭委員及び叶本委員を任命したいと考えております。
 兵頭委員は、大洲市大洲にお住まいでございまして、東京学芸大学学芸学部を昭和34年に御卒業になられ、同年旧西宇和郡瀬戸町立小島小学校教諭に奉職され、以来一貫して学校教育に携わってこられました。平成3年からは愛媛県教育委員会松山教育事務所所長として勤務されておられましたが、平成7年3月末に定年退職されておられます。退職後におかれましても、松山家庭裁判所家事調停委員、大洲市公平委員などを歴任されておられました。平成19年9月からは大洲市教育委員として大洲市の教育行政の発展に御活躍をいただいております。
 次に、叶本委員につきましては、大洲市白滝にお住まいでございまして、昭和45年に旧長浜町の職員となられ、以来社会教育課長、企画調整課長、生活環境課長等を歴任され、平成12年11月には旧長浜町教育委員に任命され、以来教育長として合併の日までの同町の教育行政の振興に貢献をされました。
 また、平成17年1月の新市発足後は、引き続き本市の教育委員として御就任をいただき、教育長として教育行政の推進に御尽力をいただいているところでございます。
 以上のように、お二人とも人格は申し上げるまでもなく、教育行政に精通され、広く社会の実情にも通じておられますので、本市の教育委員として適任であると確信し、ここに御提案申し上げる次第でございます。
 以上、第5号議案及び第6号議案の概要でございます。何とぞ満場一致をもって御同意を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
○岡孝志議長 以上で説明は終わりました。
 本件に対する質疑は発言通告がありません。したがって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。
 本件に対する討論は発言通告がありません。したがって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。
 まず、第5号議案教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この議案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立全員であります。したがってただいまの議案は同意することに決しました。
 次に、第6号議案教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。
 本件につきましては候補者2人を一括して採決いたします。
 この議案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立全員であります。したがってただいまの議案は同意することに決しました。
 この際、教育委員会の任命に同意いたしました3人の方々より発言の申し出がありますので、それぞれ入場を許可し、発言を許します。
〔稲田秀一さん、兵頭史彦教育委員長、叶本正教育長 入場〕
○稲田秀一さん 初めに、議員各位におかれましては、合併以来大洲市の幾多の課題に尽力され現在の大洲市を支えてこられました。この場をおかりしまして、その御労苦に対しまして深く敬意を表するものであります。
 そして本日、本議会において教育委員の任命の同意を得まして、私自身責任の重さを痛感しているところであります。
 今の教育行政は、皆さん御承知のように大事な時期を迎えております。もとより浅学非才な私ではありますが、職務の重要性を深く認識し、よりよい教育の実現を目指して努力する所存でありますので、よろしくお願いをいたしましてあいさつにかえたいと思います。ありがとうございました。
○兵頭史彦教育委員長 一言ごあいさつを申し上げます。
 私は、一昨年9月27日より約1年半、前岩田教育委員長さんの後を引き継ぎまして、約1年半の間教育委員長を務めさせていただきました兵頭史彦でございます。
 このたび再度御推挙を賜りまして、市議会におきまして議員の皆様方の御同意をいただきました。まことに光栄でありがたく思っております。また、責任の重さに身の引き締まる思いもしております。
 現在、時代の進展、社会の大きな変化の中で教育環境の整備が強く求められております。大洲市におきましては、大森市長さん、市議会の先生方の御尽力により市民待望の新しい図書館がことし1月11日にオープンいたしました。私も先週時間がありましたので、循環バスぐるりんおおずに100円玉を持ちまして乗りまして、妻と2人で図書館へ行ってまいりました。広くて明るい近代的な図書館で、三々五々いすへ座ったり机に向かったりして、読書をしたりDVDを見たりして、若い人から年配の方まで年代の幅広い多くの層の人たちが静かに利用されておりました。入り口の掲示を見ますと、2月4日現在、開館より1カ月をたっていないのにもう既に2万人を超える人たちがこの新しい図書館を利用しており、市民の役に立つ生涯学習の文化拠点として新図書館が多くの人々に活用されておることを知りまして、大変うれしく思った次第であります。
 教育環境、教育条件の整備につきましては、これからも学校統廃合の問題、給食センターの問題など、市長さん、議員の先生方に御尽力を賜らなければならないことが次々とございます。ふるさとの将来を託すことになる大洲市の子供たちが、ふるさとのよき伝統と整備された教育環境、教育条件のもとですくすくと健全に育っていきますように、大洲市教育の充実発展を目指して誠心誠意努力する所存でございます。議員の皆様方の御指導と御支援を心からお願いをいたしまして、ごあいさつといたします。ありがとうございました。
○叶本正教育長 失礼いたします。叶本でございます。
 ただいまは、教育委員として再任の御同意をいただきまして、まことにありがとうございました。
 今日、社会情勢の変化が激しく、考え方や生き方が極めて多様化する中で、新しい時代にふさわしい教育再生を教育改革の名のもといろいろな見直しが進められております。私もこの4年間、教育の大切さ、難しさ、そして責任の重さを痛感しているところでございます。
 言うまでもなく、教育の目的は人格の完成や心身ともに健康な国民の育成にあります。家庭を基本に心力、知力、体力から成る生きる力を育成する学校教育と、生きがいと地域教育力の向上に役立つ生涯学習を、みんなではぐくみ、みんなで見守る教育環境を充実させ、連携して実践していくことを目指していきたいと考えております。
 教育委員会も今日重要な教育課題を抱えておりまして、その解決に向けて微力ではありますが誠心誠意その責務を果たすべく努力をしてまいりたいと考えております。
 何とぞ議員の皆様方の御指導のほどよろしくお願い申し上げまして、簡単ですがごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手)
〔稲田秀一さん 退場〕
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 次に、日程第7、第7号議案固定資産評価員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
○大森隆雄市長 議長
○岡孝志議長 大森市長
〔大森隆雄市長 登壇〕
○大森隆雄市長 それでは、第7号議案固定資産評価員の選任につき同意を求めることについてを御説明申し上げます。
 本議案は、平成21年2月16日付をもって首藤馨固定資産評価員が退任されましたので、後任を選任するに当たり議会の同意をお願いするものであります。
 私といたしましては、お手元の議案書に記載のとおり、清水裕氏が最も適任であると認め、選任いたしたいと存じます。
 清水氏の経歴、その他につきましては、先ほど申し上げましたので重複は避けさせていただきますが、固定資産の適正な評価等に関し適切な知識等を有しておられると判断いたしましたので、ここに御提案申し上げた次第でございます。
 以上が本案の概要でございます。何とぞ満場一致をもって御同意を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
○岡孝志議長 以上で説明は終わりました。
 本件に対する質疑は発言通告がありません。したがって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。
 本件に対する討論は発言通告がありません。したがって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。
 第7号議案固定資産評価員の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この議案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岡孝志議長 起立多数であります。したがってただいまの議案は同意することに決しました。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 次に、日程第8、議選第13号愛媛県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてを議題といたします。
 この選挙は、大森隆雄市長の任期満了に伴い、同連合規約第8条第1項の規定により、大洲市長もしくは副市長または大洲市議会議員のうちから同連合議会議員1人を選挙するものであります。
 お諮りいたします。
 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選として議長が指名することにしたいと思いますが、これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、議長において指名いたします。
 それでは、愛媛県後期高齢者医療広域連合議会議員に改めて大森隆雄市長を指名いたします。
 お諮りします。
 ただいまの指名のとおり当選人とすることに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、ただいまの指名のとおり決定いたしました。
 ただいま愛媛県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選された大森隆雄市長が議場におられますので、会議規則第32条第2項により告知いたします。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 次に、日程第9、議選第14号大洲・喜多衛生事務組合議会議員の補欠選挙についてを議題といたします。
 この選挙は、有友正本議員の議員辞職に伴い、大洲・喜多衛生事務組合議会議員の1人が欠員となりましたので、同組合規約第5条第4項の規定により、大洲市議会議員のうちから同組合議会議員1人を選挙するものであります。
 お諮りいたします。
 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定による指名推選として議長が指名することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、議長において指名いたします。
 それでは、大洲・喜多衛生事務組合議会議員に桝田和美議員を指名いたします。
 お諮りいたします。
 ただいまの指名のとおり当選人とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、ただいまの指名のとおり決定いたしました。
 ただいま大洲・喜多衛生事務組合議会議員に当選された桝田和美議員が議場におられますので、会議規則第32条第2項により告知いたします。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 次に、日程第10、議選第15号大洲地区広域消防事務組合議会議員の補欠選挙についてを議題といたします。
 この選挙は、有友正本議員の議員辞職に伴い、大洲地区広域消防事務組合議会議員の1人が欠員となりましたので、同組合規約第5条第3項の規定により、大洲市議会議員のうちから同組合議会議員1人を選挙するものであります。
 お諮りいたします。
 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定による指名推選として議長が指名することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、議長において指名いたします。
 それでは、大洲地区広域消防事務組合議会議員に二宮淳議員を指名いたします。
 お諮りいたします。
 ただいまの指名のとおり当選人とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡孝志議長 御異議ないものと認め、ただいまの指名のとおり決定いたしました。
 ただいま大洲地区広域消防事務組合議会議員に当選された二宮淳議員が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 以上で本日の日程を終了いたしましたので、会議を閉じます。
 市長より閉会のあいさつがあります。
○大森隆雄市長 議長
○岡孝志議長 大森市長
〔大森隆雄市長 登壇〕
○大森隆雄市長 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 今臨時会に御提案申し上げました議案につきましては、原案のとおり適切な御決定を賜りましたことを心より厚く御礼申し上げます。
 今臨時会は、私にとりまして2期目スタートの大切な議会でございました。議員の皆様方の温かい御理解、御協力によりまして滞りなく終わることができました。ここに改めて感謝とお礼を申し上げる次第でございます。
 今後、与えられました4年間、選挙を通じてお約束いたしました施策等の実現に全身全霊を傾けてまいる所存でございますので、議員の皆様方には絶大なるお力添えを賜りますよう心よりお願いを申し上げます。
 3月定例会の時期も間近に迫っております。春の気配をどことなく感ずる好季節でありますが、まだまだ三寒四温を繰り返し厳しい寒さが続いております。議員各位におかれましては、御健勝で御活躍されますことを御祈念申し上げまして、今臨時会閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。本日は長い間まことにありがとうございました。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○岡孝志議長 これをもちまして平成21年大洲市議会第1回臨時会を閉会いたします。
午後4時43分 閉 会
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜