<土砂災害の説明と前兆現象について>
◇急傾斜地崩壊危険箇所(大洲市 1,420箇所)
傾斜の角度が30度以上で高さが5m以上の“がけ”(斜面)において、大雨や長雨などにより雨水が地面にしみこみ、緩んだ斜面がとつぜん崩れ落ちるおそれのある箇所
(調査方法)
傾斜度30度以上でその高さが5m以上の急傾斜地のうち、がけ崩れにより人家や公共施設等に被害を及ぼす恐れがある箇所
(前兆現象)
・ がけからの水がにごる、がけにヒビがはいる、小石がバラバラ落ちてくる
◇土石流危険渓流(大洲市 491箇所)
山や谷(渓流)の土、石、木などが、大雨などによる水と一緒になって、すごい勢いで流れ下るおそれのある箇所
(調査方法)
土石流発生の恐れが高いとされている3°以上の渓床勾配を有する渓流のうち、人家や公共施設に被害を及ぼす恐れがある箇所
(前兆現象)
・ 山鳴りがする、 雨が降り続いているのに川の水位が下がる、 川の流れがにごったり流木がまざり始める
◇地すべり危険箇所(大洲市 71箇所)
雨や雪どけ水が地下にしみこみ、水の力によって持ち上げられた地面(斜面)が広い範囲にわたりゆっくりと動き出すおそれのある箇所
(調査方法)
地形図や空中写真により、地すべり地形を呈する地域の面積が5ha(市街化区域にあっては2ha)以上で、人家や公共施設等に被害を及ぼす恐れがある箇所
(前兆現象)
・ 地面にひび割れができる、 沢や井戸の水がにごる、 斜面から水が吹き出す
*調査は愛媛県実施。