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岡本隊員の日常(No. 27)
岡本隊員の日常(No. 27)
こんにちは。肱川町の地域おこし協力隊の岡本麻里です。
肱川ではクリスマス前に雪が積もりました。個人的には雪が降るのは構いませんが、その雪が積もったり道路が凍結するのは勘弁してほしいなあと思っています。
さて、12月はひじかわ野草企画「オニグルミのブールドネージュづくり」を開催しました。
今回のイベントではオニグルミを食べる時の下処理を中心に体験していただきました。お菓子作り自体はほかでもやる機会があるかと思うのですが、その町に自生しているオニグルミを割って食べるという体験はなかなか珍しいのではと思います。
オニグルミの下処理が終わったら材料を混ぜ、できた生地を休ませる時間を利用してオニグルミの木を見に会場裏手の河原まで出ました。木には実も葉も既になく、幹と枝だけになっていたのですごくわかりにくかったと思いますが、肱川にクルミが自生しているんだということを少しでも実感していただけていたら嬉しいです。
この日の参加者さんはお菓子作りやものづくりがお好きな方ばかりで、いろいろなものづくりのお話を聞かせていただきました。
私が協力隊になろうと思った理由の一つが、何かを自分で作り出せる人になりたかったからでした。必要なものや欲しいものはお金を払って手に入れる生活をしていましたが、仕事で職人さんとかかわったり、素敵なものを作り出して販売する人の集まるマルシェに通うようになって自分も作る側の人になりたいと思うようになりました。
そこで何をしようかと考えて、手先が器用ではなく特別に作りたいものがあったわけではないので、子供のころから興味があって好きな自然とも関連のある農業をやろうと決めました。実際には肱川へ来て地元の方のお話を聞いたり自分で少し取り組んだりして、早々に農業は自分には厳しいと諦めてしまいましたが…
そのため肱川に来て、農業はもちろん季節の手仕事や植物を使った飾りなど、生活の中のいろいろなものを手作りする人が肱川にはたくさんいることを知りとても素敵だなと感じました。しかし、山の生活に根付いたものづくりの技術や知恵について、世の中にはあまり知られていないように思います。多くの人に山のものづくりについて知ってもらうイベントなどやってみたいですねと県内の協力隊の参加者さんと話していました。
ひじかわ野草企画のイベントサイトにも当日のことを書きましたので、ぜひご覧ください。
ひじかわ野草企画 イベントレポート「オニグルミのブールドネージュづくり」
今回のひじかわ野草企画は、参加者さんに野のものを食べる体験を提供するだけでなく、私自身いろいろなことを考える機会になりました。次回は2月に蒸留のイベントを行う予定です。内容をまだ詰め切れていないのですが、決まり次第詳細や募集のお知らせをしたいと思います。
情報提供のお願い
食べられる野草や木の実について詳しい方、レストランで提供する料理の材料として使う野草を提供していただける方を探しています。
また、こんな野草が食べられるよといった情報や子供のころ食べて遊んでいた野草や木の実についても調べています。
情報をご存知の方、岡本までお知らせいただけますと幸いです。