ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織で探す > 総合政策部 > 地域振興課 > 岡本隊員の日常(No. 25)

本文

岡本隊員の日常(No. 25)

更新日:2023年11月9日更新 印刷ページ表示

岡本隊員の日常(No. 25)

こんにちは。肱川町の地域おこし協力隊の岡本麻里です。


秋が深まってきました。今年もエビヅルやサルナシ、ヤマモモなどの実には出会えませんでしたが、もうそろそろ紅葉がみられるのではと思うこの頃です。


10月は8月から準備を進めてきた「秋の木の実と野草観察会」を開催しました。イベント準備や運営に少し慣れてきたところに長めのお休みになったので、感覚を思い出すところから準備をしていきました。


以前イベントの中で「募集が一か月前からでは期間が短い」というフィードバックが複数あり、今回は開催日の2か月前から参加募集をしました。初めのころに定員の半分ほど申し込みがあり、その後はしばらく人数の変動がなかったため今回はこじんまりとした観察会かなと思っていたところ、締め切り間近にばばっとお申込みいただき当日は9名(参加者さんの赤ちゃんを含めると10名!)のご参加でした。

観察場所まで歩いているところです。


5月の観察会ではひたすら見つけた植物の解説をしていましたが、今回は観察する森を遠くから、また近くから眺めたり、スケッチしたりして気づいたことをみんなで言い合う時間を作りました。初めてのことでなかなか観察指導が難しかったのですが、スケッチすることでいろんなことが見えてくることを感じていただけました。

スケッチの見せ合い。思っていたより盛り上がりました。 みんなで竹藪をスケッチしました。


その後はしばらく河原の石を観察してから(来てくれた赤ちゃんが石が好きとのことで、岩石学専門の元理科教諭の方がたくさん解説してくださいました。)、森にどんな植物が生育しているのかを見ていきました。森といっても今回観察したのはマダケ群落、いわゆる竹藪です。竹藪というと竹以外の植物が生えていないようなイメージがあると思いますが、今回の観察場所では様々な植物が生育していました。その中でも食べられる木の実をつける植物を中心にみていきました。


小さな竹藪の周りを一周するだけでしたが、ハゼノキ、ノブドウ、エビヅル、ナワシログミ、エゴマ、ママコノシリヌグイ、ノゲイトウ、コセンダングサ、セイタカアワダチソウ、センニンソウ、ススキ、イヌビワ、ムクノキ、ヤブニッケイ、ヤブツバキ、オニグルミ、エノキを観察しました。遠くから見たら竹しかないように見えても、実は様々な植物が生育していることに気づいていただけたと思います。

ノブドウを観察しているところです。 ムクノキ。写真では伝わりませんか葉の表面がザラザラしています。


主催側としては、ただ楽しいだけでなく前回の観察会よりも課題がはっきりと見えた観察会になりました。例えば、参加者が5人ほどであれば目が行き届きやすいが10人近くなるとすべての人に目を配るのが難しい、緊張して話したいことが飛ぶことは想定内だが対策として準備したメモのことすら忘れてしまった、など反省点がいくつかありました。しかし、こうしたらいいのではないかという工夫も振り返る中で見えてきて、もし次回があればもっといい観察会ができるのではないかと思います。

今回の観察会ではところどころ参加者さんがメモを取られているなど、前回ではあまりなかったことが見られて嬉しかったです。「メモした植物の名前を覚えたい」と言ってくださった方もいらっしゃいました。

イベントの当日運営の感覚も少しつかめてきた気がします。流れはいったんきっちり作っておくけど(そのほうが自分が安心できるため)、当日の雰囲気や参加者さんの興味などに合わせて柔軟に対応する、というのが私には向いているようです。


11月は山菜栽培の講座に参加できたらと考えています。残りの任期でミッション達成に向けて色々と考えながら活動していきたいです。

 

情報提供のお願い

食べられる野草や木の実について詳しい方、レストランで提供する料理の材料として使う野草を提供していただける方を探しています。
また、こんな野草が食べられるよといった情報や子供のころ食べて遊んでいた野草や木の実についても調べています。
情報をご存知の方、岡本までお知らせいただけますと幸いです。

ポスター 野草を探しています! 秋 表ポスター 野草を探しています! 秋 裏