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中村隊員の日常(No.25)

更新日:2023年10月19日更新 印刷ページ表示

皆さん、こんにちは協力隊の中村です。

パートナーのご両親に挨拶をしに渡米いたしました。人生初の渡米。文化の違いや風景に驚かされながらも僕の31年間探していたもののヒントが得られたような気がしました。今まではなんでもやって、正直体力、精神的にも疲れが溜まり、先の見えない泥沼に足を突っ込んでいたように思います。最初の仕事を辞め、海外に出て楽しそうに暮らし、自分らしいライフスタイルに憧れていたころの気持ちを思い出させてくれました。協力隊のゴールが見え、色々なことに追われ、正直このままでいいのかと悩んでいて、自分がいかに幸せであったのか視野が狭くなっていたのか実感することができました。足るを知る。協力隊になって2年、生まれてから31年の間ずっと足りない、こうならなければ、こうしなければ、もっともっと、まだまだ、と生きてきたように思います。

色々着ていたものを脱ぎ捨てて、残った芯の部分の自分をありのまま認められるように誰かのようになりたいではなく自分らしく。誰かのせいにするのではなくて自分がどうしたいのかもっと正直に強くなりたいと感じました。

また、改めて大洲の景色の美しさ、田処地域の美しさ豊かさを感じることができました。

日本の自然の美しさ、海外の美しさ、どちらも美しいそれは都会がいいとか田舎が悪いとか、日本がいいとか海外は危ないとか、そんなものではなくてそれぞれの良さ悪さがあり、人それぞれ違う考えをもっていて、それぞれ正解があるんだなと当たり前のことが理解できたような感覚を得ることができました。

季節のものその土地で採れたものをいただくそれがどんなに贅沢なことだろうか、この渡米を通して感じることができました。

私たちが企画中のゲストハウスでは、気張らずにただ過ごすことが幸せと感じることのできる空間にできたらなと思っています。それは私たち夫婦がクリエイターだからパートナーはインテリア、私は造園で内と外、日本とアメリカ、それ以前に違ったもの同士、一人では決して作ることのできない、そんな空間を二人なら作ることができると思っています。

 

アメリカのカフェにて  アメリカの自然  シアトルのウォーターフロント