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中村隊員の日常(No.21)
中村隊員の日常 (No.21)
皆さまこんにちは。協力隊の中村です。
最近は、色々な方からお声を掛けていただいたり、自分の将来に向けての活動をしたりと、忙しくしている状況です。皆さまには色々とご迷惑をおかけするかもしれませんが、温かい目で見守っていただければと思います。
今月は、キウイフルーツに関する作業や、池を作ってドジョウや植物を育てるプロジェクト?を始めたり、ワークショップで庭の石組をしてみたり、柳沢のホタル祭りの準備に参加させていただいたりしました。また、田処で農泊をするというプロジェクトも近日中に始める考えです。
当初は思いもしなかったことや話が出てきたり、何気なくスケッチしたものが形になっていったり、また最近はパートナーもできて、忙しくも楽しい日々を過ごしており、将来大洲に定住したい気持ちも一段と強くなりました。
そして、よそ者の私が大洲に来て出来ることは何かなと改めて思う機会が増えています。
特に田処などの中山間地域では「人がいない」「便利な都市部や市街地へ若者は行ってしまう」「農業をするのも大変」などなど思われていると思います。それもわかりますが、私は「魅力的な地域だな」と田処に感じました。この違いは、ずっと地域に住んでいる人とよそ者との違いかなとも思います。
地域の方から見ると、私たち協力隊が変わったことをしているように見えることは多々あると思いますが、それは地域のため、大洲のため、自分のため、そして少しでも私たち協力隊に関わる人が幸せになれるよう、各々の協力隊が必死に考えて活動していると私は思っています。
任期もあと1年余りとなり、残りの活動期間で、生活していく基盤を作りながら協力隊の活動も行っていくため、焦りや不安がたくさんありますし、期待に応えられず、自分が情けなく感じることも、また、私がやっていることは正しいのだろうかと立ち止まりそうになることもあります。
私がこの大洲に来て、やりたかった生き方って何だろと考えることも増えてきました。今までこの大洲で住んできた人の価値観ではないかもしれませんが、私のような人がいることで、少しでも大洲や田処に興味を持ってもらえる人がいればいいなと思っています。
これからも頑張っていきます。