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岡本隊員の日常(No. 10)

更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

岡本隊員の日常(No. 10)

こんにちは。肱川町の地域おこし協力隊の岡本麻里です。

先月からヒグラシが鳴いています。
初めて聞いた時は鳴き声の美しさに感動したものですが、肱川で聞くと大音量ぶりに驚かされます。
この風情のなさが山に住んでいる感じがして、一周回ってとてもいいです。
また、最近は川魚の観察にはまっています。
魚については勉強してこなかったのでわからないことだらけですが、じっと見ているといろいろな行動が見られて面白いです。

おそらくオイカワだと思います。

肱川では今まで出会ったことのない生き物に出会えたり、また見たことがある生き物のそれまで知らなかった一面を見られたりして生き物観察をどれだけでも楽しめます。
私は生き物の知識そのものは多くないのですが、楽しむ方法はある程度知っているかなと思うので、身近な自然の楽しみ方を学べる教室をやってみたら面白いのではと考えています。
とはいえ教室をやるような技術はないので、まずは勉強や資格を取ったりしてみるところからやっていきたいです。

ブライダルベールも肱川で初めて見ました。

さて、今月はあまり活動で外に出ることはなく、黙々と企画書を書いていました。
ミッションの一つとして野草を提供してくださる地元の方を探さなくてはいけないのですが、「野草は昔の人が食べていたもの、今の人は興味がない」というお話をよく聞きます。
そこで、地元の人に意外な野草がおいしく食べられることを知っていただくイベントをできたらと企画を練っています。

今までイベントを企画したり自分が中心となって動いたりしたことがないのでわからないことだらけですが、周りの人に相談しながら進めています。
新型コロナウイルスの流行状況によっては難しいこともあると思いますが、形にできたらなと思ってます。

摘んだ野草をハンドタオルで包んで持って帰りました。 様々な野草を入れたおかゆは、ドクダミの味がとても強かったです。
(先日野草粥を作ってみました。ドクダミを入れたらその味しかしませんでしたが、醤油を足したらおいしくいただけました)

肱川に住んで7月いっぱいで10ヶ月になりますが、最近やっと地域のことが少しずつ分かってきた気がします。
地域のことで一番感じるのは、西日本豪雨の影響です。
肱川町を語るときに欠かすことのできないキーワードだと思っています。

支所の2階まで水が来ました。

肱川で時間を過ごし、災害によってそれまであったものがなくなったり変わったりしたことを感じるにつれて、この町のためになることをしたいと考えるようになりました。
いまだに「自分には何ができるのか」ととても悩みますが、一生考え続けなくてはいけないものなのかなとも思います。
一歩一歩着実に進んでいきたいです。