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岡本隊員の日常(No. 9)
岡本隊員の日常(No. 9)
こんにちは。肱川町の地域おこし協力隊の岡本麻里です。
6月になり梅雨に入ったと思っていたのに、もう完全に明けてしまったのでしょうか?
晴れの日が続く肱川です。
この頃は山のネムノキの花が咲いています。
ピンク色のふわふわした花もかわいいですし、夜になると葉っぱが眠ったように閉じてしまうところもおもしろく、見かけるたびに嬉しくなる木です。
さて、春が終わっても食べられる野草探しを継続しています。
野草たちも育ってきて繊維がしっかりしてくる時期ですが、まだまだ食べられるものもあります。
その中でもホタルブクロの花が面白いんじゃないかと思い、鹿野川荘で酢の物を試作していただきました。
花びらっぽくない食感でおいしく、色もピンクっぽくてきれいだと思います。
また、肱川では道端によく生えているので、ある程度の数を確保することもできそうです。
自分でも、退勤後にいくつか野草を採集して簡単な野草料理(料理と呼ぶのも恥ずかしいものですが…)を作ってみました。
(左:ヨモギ菜飯、右:コセンダングサと豚肉の炒め物)
(左:スベリヒユのおひたし冷奴、右:萼付きホタルブクロの酢の物)
どれもクセなくおいしかったのですが、えぐみを恐れてアク抜きをしっかりしすぎたせいで、野草の風味があまり感じられませんでした。
風味がなければ野草を食べる意味が減ってしまうと思うので、アク抜きに関してはいろいろと研究したり、詳しい方に教わる必要がありそうです。
上の写真の中ではヨモギ菜飯がお気に入りです。
玄米と下茹でしたヨモギに塩少々を加えて混ぜただけですが、玄米とヨモギの組み合わせが予想以上においしく、この菜飯にチーズを混ぜても合いそうだと思いました。
また、本に載っていたスベリヒユ丼というものも作ってみました。
見ただけで大体味の予想がつくかと思うのですが、本当においしかったです。
ただ、このときもスベリヒユを下茹でしすぎたために酸味が抜けてしまったので、次回はもっとさっと湯がくようにしたらさらにおいしくできそうだと思いました。
そのほか今気になっている野草は、ツユクサ、カラムシ、ノカンゾウの蕾・花、ヒルガオ、メマツヨイグサなどです。
これらの野草で、本やネットに載っているレシピを参考にして料理だけでなくお菓子や調味料なども作ってみたいと考えています。
野草のいろいろな活用法を知っていくと、道端も空き地も宝の山や天然の薬箱に見えてくるのでとても楽しいです。
春はさまざまな山菜が道の駅でも販売されており、鹿野川荘の料理でも提供されています。
しかし、そのほかの季節はきのこ類を除いた山菜・野草を食べ物としてはあまり利用されていないようなので、春以外の食べられる野草を鹿野川荘で提供できたらいいのではと考えています。