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岡本隊員の日常(No.3)
岡本隊員の日常(No.3)
こんにちは!肱川町の地域おこし協力隊の岡本麻里です。
11月も寒かったと思いますが、12月はさらに寒さが厳しくなったと感じています。
雪も積もりました。
雪合戦やかまくらづくりをするにはまだ足りませんね。
雪が降ると、寒くて運転が怖くてという思いと、「雪だー!」という思いが拮抗して心が忙しいです。
これからしばらく雪に警戒しつつ楽しもうと思います。
今月も柚子収穫体験、トマトチーズケーキづくりの見学やイチゴ農園の再訪など地域のことを勉強しました。
自分でものんびりしてしまっていると感じるのですが、また疲れて体調を崩さないようにバランスをとるのが難しいと感じています。
少しずつ前には進んでいると思いますが、進むスピードをもう少し上げたいところです。
また、予定していたことが思わぬアクシデントでできなかったことも多く、自然相手では人間の力は限られているなと感じたこともありました。
柚子収穫は口も手もたくさん動かして、とても楽しかったです。
作業のときも、ずっと面白い話をしながら笑っているのが肱川らしいと思いました。
この日は丸一日の体験だったので体力が持つか心配でしたが、思っていたより平気でした。
ミッションに関連した農家さん訪問は、今月はできませんでした。
悔しいですが、11月の時よりさらに情報も集まり、紹介するよと声もかけていただけるようになりました。
暗中模索の中で声をかけていただくことや、情報を提供してくださる方がいることが、涙が出るほど嬉しいです。
年が明けたらすぐに動こうと思っています。
12月は、私にとって自分を取り戻す時間を過ごした月になりました。
こちらに来てしばらくたってから、心が疲れてしまったのか感性が鈍ってきて、自分が何を面白いと思うのか、どんな考えを持った人間なのか、少しわからなくなっていました。
11月の協力隊の研修でその悩みを話した時に、「町の外に出てみるといいかもしれない」と言ってもらい、今月は感染対策を万全にして積極的に外へ出るようにしていました。
出かけた先では、興味のあるアートイベントに参加したり、ずっと行きたかった植物園に行ったり、高校時代の和太鼓部の友人に会ったりしました。
とても気分転換になりましたし、自分がどんなものが好きで、どんな人間なのか思い出せた気がします。
また、地域の方々にも救われました。
肱川の人は、どなたも「自分のペースでやっていけばいいんだよ」と言ってくださいます。
その言葉が色々なプレッシャーで凝り固まった心をほぐしてくれました。
私のやることに手や口を出さず、黙って見守ってくださるのがとてもありがたいです。
そして、私が助けを求めた時には驚くほど親身になってくださいます。
「肱川にはいい人しかいない」と地域の誰もが異口同音におっしゃるのですが、本当だなと感じます。
肱川にはいいところがたくさんありますが、「明るくていい人たちがいる」というところが一番の魅力だと思います。
その魅力を、活動の中で表現できないかと現在模索中です。
また、肱川の外のお話になりますが、四国と本州を行き来するときに通る瀬戸内海が好きだなと気づきました。
凪いだ海面に小さな島がポコポコと浮いている光景からは、なんだか優しさを感じます。
そういえば、こちらへ引っ越すときに電車を使ったのですが、愛知を出るときは見慣れた景色がどんどん流れていくのを見て泣きそうになっていました。
しかし、アンパンマン列車で瀬戸内海を渡るとき、その景色からすごく元気をもらって頑張ろうと決心した思い出があります。
さて、ここからは宣伝です。
毎年鹿野川湖でおこなっている「おしどり湖バードウォッチング」を、今年度も開催します!
そして、今回は野鳥観察後のクイズを岡本が作成します。
2月開催なので少し先ですが、可愛いオシドリたちを眺めるついでに生物オタクが作ったクイズを解きに来ていただけると嬉しいです!