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名称 | 百万塔 添 経本(ひゃくまんとう そえたり(てん)きょうほん) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財(工芸品) |
数量 | 1基 |
指定年月日 | 平成4年10月27日 |
所在地 | 大洲市大洲737(愛媛県立大洲高等学校内) |
所有者 | 愛媛県立大洲高等学校 |
百万塔は、天平宝字8年(764)に起こった恵美押勝(えみのおしかつ)の乱の鎮圧後に称徳天皇の発願によって作られたもので、現存するのは法隆寺に安置された10万基のうちの4万数千基のみです。
塔の内部には、陀羅尼経(だらにきょう)が納められており、制作年がわかるものとしては世界最古の印刷物とされています。
明治40(1907)年、法隆寺(奈良市)は伽藍(がらん)などの修復のため、百万塔を希望者に譲与し寄附を募りましたが、歴史的に重要な資料であることから、教育機関に優先的に譲与することとされました。
如法寺所蔵の百万塔(大洲市指定文化財)は、篤志家が法隆寺から譲与を受けた後、如法寺に納められたものであるのに対し、大洲高校所蔵の本資料はこの趣旨に基づくもので、明治41年4月20日付けの証書によれば、20円の寄附で譲与されたものであることがわかります。
百万塔