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槍 銘大洲藩臣岡本治郎九郎源隆国造 文化三年丙寅年二月吉日

更新日:2023年5月1日更新 印刷ページ表示
 
名称 槍 銘 大洲藩臣岡本治郎九郎源隆国造 文化三年丙寅年二月吉日(やり めい おおずはんしん おかもと じろう くろう みなもとの たかくに つくる ぶんか さんねん へいいんねん にがつ きちじつ)
指定種別 市指定
種別 有形文化財(工芸品)
指定年月日 昭和41年11月3日
数量 1本
所有者 大洲市

概要

この槍は、大洲藩祖・加藤光泰が愛用した片鎌槍(かたかまやり、十文字槍の片側の枝を短くした形の槍)を、大洲藩第10代藩主・加藤泰済が、お抱え刀工の岡本隆国に命じて造らせた模造品です。

この模造品の槍は2本制作されましたが、1本は第2次世界大戦の東京空襲の際、原品とともに消失してしまいました。

一方、この槍は大洲の加藤家邸(現在のお殿様公園)に保存されていたために焼失を免れました。

焼失を免れたこの槍は、昭和34(1959)年に旧大洲藩主加藤家の末裔・加藤泰通から、隆国の子孫である岡本家に譲渡されています。

片鎌槍は、藩祖の泰光が朝鮮出兵時に用いて武功をあげたと伝えられており、その模造品であるこの槍も、藩主の加藤家や刀工の岡本家だけでなく、歴史的にも貴重な作品といえます。

写真

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