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喜多川歌麿の版木

更新日:2016年12月26日更新 印刷ページ表示
名称喜多川歌麿の版木(きたがわ うたまろの はんぎ)
指定種別市指定
種別有形文化財
数量2枚
指定年月日平成11年7月1日
所在地大洲市肱川町予子林99-1(大洲市立肱川風の博物館・歌麿館内)
所有者大洲市・個人

概要

 平成10(1998)年、江戸時代の浮世絵師喜多川歌麿の版木が肱川町で発見されました。喜多川歌麿は、人物の上半身のみを描いた大首絵(おおくびえ)と呼ばれる形態を創案し、美人画を得意としました。
 発見された版木は、「狐釣之図」(きつねつりのず)と呼ばれる9人の女性がお座敷遊びをしている姿を描いたもので、年代は、寛政8(1796)~9(1797)年ごろのものと考えられています。
 この版木は、3枚続きのうち左右両端の2枚の図柄にあたります。残念ながら中央部分は発見されていませんが、摺(す)られた浮世絵がアメリカのボストン美術館に残されています。歌麿の版木は世界でも4点しか確認されておらず、大変貴重な資料と言えます。
 現在では残されている版木や浮世絵をもとに復刻版が作成されており、「狐釣之図」の全体像を見ることができます。

 現在、大洲市立肱川風の博物館・歌麿館で保管されています。

写真

狐釣りの図 復刻された「狐釣之図」

肱川風の博物館・歌麿館の位置図